一般の地下鉄とは差別化される、「仁川空港鉄道」だけの3つの特徴 | 韓国空港鉄道 AREX

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「仁川空港」から「ソウル駅」まで運行する「仁川空港鉄道」を利用した外国人観光客の中からは、一般の地下鉄と「仁川空港鉄道」との違いがよく分からないという書き込みを、旅行関係サイトで時々見掛ける。

 

 

 

#1.「直通列車」は高級タイプ、

「一般列車」は一般タイプ

 

一番多く勘違いするのが、「ソウル駅」~「仁川空港駅」をノンストップで運行する「直通列車」と、13ヶ所総ての駅に停車する「一般列車」を、同じ種類の列車と思ってしまうこと。

 

ところで、この2種類の列車は、インテリアが全く異なり、運行時間も勿論のこと、運賃とサービスの種類も異なる。13ヶ所全ての駅に停車する「一般列車」は、首都圏の地下鉄のように向かい合って座るベンチシートになっている。

 

一般列車

 

これに対して、空港急行列車と呼ばれる「直通列車」は「KTX」(韓国の新幹線)と同じく立席は存在せず、乗務員が同乗しながら多様な案内をしてくれる。更には乗降用の客車ドアも「一般列車」の半分の2ヶ所しか無く、室内が快適になっている。

 

 

直通列車

 

「直通列車」のトイレ

 

「ソウル駅」~「仁川空港駅」の所要時間も「一般列車」が56分、「直通列車」が43分。このようにタイプが異なるので、「一般列車」の「ソウル駅」~「仁川空港駅」区間が4,150ウォン(交通カード使用時)、「直通列車」は9,000ウォンとなる。

 

 

 

 

#2.「ソウル駅」

に「都心空港ターミナル」がある?

 

「仁川空港鉄道」には、他の鉄道交通機関には無い特別な施設がある。それが、「ソウル駅」にある「都心空港ターミナル」。ここには「大韓航空」、「アシアナ航空」、「済州航空」が入っており、「直通列車」の利用客を対象に、搭乗手続きと手荷物の預け入れのサービスを提供している。「出入国管理事務所」では、登場手続きを終えた旅客に出国審査を行ってくれる。

 

「仁川空港」において行う出国手続きをここで出来るだけでなく、手続時間も10分程度であるため、とても早い。それで、この「都心空港ターミナル」を一度利用したことのある外国人観光客は、ここを再び訪れる確率が高い。それくらい、便利であるため。

 

 

 

 

 

#3.地下鉄よりも2倍速いスピード

 

「仁川空港鉄道」のスピードは、一般の地下鉄の2倍以上速い。「仁川空港鉄道」は「標準速度」(駅を出発してから次の駅に停車するまでの平均速度)が70km/hとなり、首都圏の地下鉄の30~35km/hよりも遙かに速い。

 

これは駅の間隔である駅間距離が「仁川空港鉄道」は平均5.3kmであるに対して、地下鉄は1km内外であるため。特に「青羅(チョンラ)国際都市駅」「雲西(ウンソ)駅」の間は、何と13.9kmにもなる。ちょっとした交響曲を1曲聴き終えてもまだ停車しないので、この長い駅間距離に驚いたという外国人観光客のネットへの書き込みが時々アップされる。

 

 

これからは、「直通列車」と「一般列車」の違いを理解し、地下鉄よりもスピードが速いこと、空港連関鉄道であるために「ソウル駅」には「都心空港ターミナル」があるということ、これを正しく知って、韓国旅行の電車利用時の参考にしよう。

 

 

 

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