前回のブログ『在特会のネタ元』で奴らはこんなものをネタにしているんだぁと笑い飛ばしてやろうと思ってましたが、たかひろさんのコメントを拝見し「これは笑い事じゃ済まないぞ」と思い、今回はネットのデマについて深く考えてみることにしました。
切っ掛けを下さいました、たかひろさんには感謝します。
さてさて昔から「人の噂は千里を走る」等と言われてましたが、ネットの発達した今の世の中じゃ人の噂は一瞬で千里どころか世界中を駆け巡ります。
俺が在特会を批判する際に「ネット脳に汚染されてる」だとか「ネットの情報を鵜呑みにしすぎ」等とよく書きます。
ネトウヨに言わすと「お前のブログもネットじゃないか」ってなるんでしょうが(事実そんなコメントありました^^)
こんなことばかり言ってると俺が「ネットは全て嘘、信用するな」って言ってるみたいだけど、そんなことはありません。
逆にテレビや新聞といったマスコミ報道を全て信じているかといえば、それも違う。
マスコミ報道にだってネットにだって真実はあるし嘘もある。
じゃぁ何を信じればいいのか?要は受け手の問題なんじゃないかと思います。
前回のブログで紹介した福島瑞穂が元在日コリアンだという証拠。
こんなもの誰が見たって嘘だと分かることだが受け手によっては(在特会みたいな連中)これが「真実」であり「証拠」となってしまうんです。
デマについて分かりやすいように「北朝鮮」関係の報道の中から説明します。
ほんの少し前のことですが「北朝鮮」がW杯を国内で無断で放映したといういわゆる「無断放送事件」(韓国発信)がありました。
皆さん、このニュースを見た時どう思いました?
「やっぱり北朝鮮は・・・」「北朝鮮には世界のルールが通用しない」「北朝鮮は何でもありか」「さすが犯罪国家」・・・
色々な感想をお持ちになったと思います。
が、調べてみると何てことはない。ちゃんと許可を得て放映してました。
http://southafrica2010.nikkansports.com/news/f-sc-tp3-20100615-641949.html
ね?デマだったんです。
でもこれってデマの真骨頂だと思いませんか?
事実と勘違いしやすい事を大袈裟に書き、相手(この場合は「北朝鮮」)を貶める。
結果こうした小さなデマを繰り返して今じゃ日本では完璧に「北朝鮮は悪い国」に仕上がってます。
おーっと、ここで勘違いしてほしくは無いんですが俺は「北朝鮮」が全て正しいと言ってるわけじゃありませんよ。
あくまでも「デマ」の説明としてですよ^^
下線を引きましたが(こんな機能もあったんですね^^)この「事実と勘違いしやすい」ってのが味噌なんじゃないですかね。
例えば関東大震災のときのように「朝鮮人が井戸に毒を入れた」って言っても今の人は誰も信じません。
が、「実は○○事件の犯人○○は朝鮮人だって話だよ」って言うとなんだか本当っぽいですよね。
これによって在特会は日本で起きた重大事件のほとんどを在日の仕業にしています。
もっと分かりやすく言うと「在日コリアンは通名を使っている」と言う事実に「脱税」をプラスすると「在日コリアンは通名を使って脱税し放題」になります。
「通名を使っている」と言う事実を盛り込むことによって本当っぽいデマに仕上がると言うわけです。
で、そのデマを自身のブログでもいいしHPでもいい。2ちゃんねるでも最近ではツイッターですか?それでもいいからポーンと投げてみてください。ネトウヨはこういうのコピペして色んなところに貼り付けてくれますからドンドン拡散していっていつの間にか真実のようになってしまいます。
「朝鮮進駐軍」なんてまさにそうでしたね。
たかひろさんは「人権を侵害する嘘が一人歩きをするネット右翼の世界は、この国の民主主義を破壊しかねない怖さを孕んでいると思えてなりません。」と心配しらっしゃいますが、断言できるのは嘘は所詮嘘って事です。
こんな馬鹿げた嘘に食らいつくのは教養も収入も無い(低い?)嫉妬に塗れたネトウヨくらいのものなんじゃないですかね?
間違っても知識人、常識人がこんな嘘に反応するとは思えません。
前にも述べましたが情報をどう扱うかは受け手である本人次第だと思います。
正しい情報を正確に分析し、間違いや嘘を排除して真実を導く。これがあるべき姿だと思います。
で、そういった方々で在特会を始めとしたネトウヨを嘲笑ってやろうじゃありませんか(笑)