※注意※

本記事はパニック障害の記述があります。

フラッシュバック等ご心配な方はここで退出ください。

 

 

 

 

2回目のワクチン接種で静かに過ごす週末

 

趣味のロードバイクはお休み

純三郎とオリンピックを見る

 

 

 

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今年前半は面白かった

 

コロナ禍で趣味のバドミントンの練習が無くなった妻の杏子さん

運動したいとのことで数回一緒にサイクリングに行った

コロナ禍限定サイクリスト

 

コロナが収まればバドミントンの世界へ戻るらしい

 

今夏は日焼け防止で自転車には乗らない

秋にまた乗るのかな?

 

 

 

 

 

 

十数年前

うつ病とパニック障害を発症し引きこもり状態になった自分

 

引き金は仕事のストレスだが

幼少期の継母との関係も要因の一つかもと先生は言ってた

 

仕事にも行けず

小さな娘に親らしいこともできず

ただ家にいた

 

 

 

 

 

 

 

そんな自分を見かねたのか

友人のSunaさんがサイクリングをすすめてきた

 

言われるがままに買った折りたたみ式のDAHON

 

当時の自分は自転車はどれも同じ、、、の人だったので

「ダホン?ダッセー名前でアホみたいに高いな」くらいだった

 

彼は合わせてブログを書くことを勧めてきた

 

 

 

 

 

 

Sunaさんがいろんなところへ連れていってくれた

そのおかげで少しずつ、自宅から出られるようになった

 

Sunaさんがいたから発作への不安が小さくなった

 

 

 

 

 

 

 

後から人づてに聞いて知った

 

Sunaさんは有酸素運動が

自律神経の治癒にいいと聞いて自転車をすすめたらしい

 

ミニベロにしたのはパニック発作が出ても電車で帰れるから

 

 

 

ツールド三河湖

2010年9月

 

一人で走り回れるようになってきて

初めて挑んだ自転車イベント

 

 

 

 

 

このコースには田原坂という坂がある

 

当時の自分には激坂だった。。。

 

 

 

 

うなだれる自分にスタッフの方々の声援

なんとか上っていく

 

 

 

でもね

この写真って誰が撮ったの?

 

 

 

 

実は杏子さんが車で伴走してポイントごとで声かけ&撮影している

 

この頃の自分はまだ不安定で

パニック発作が怖くて付き添いをお願いしたんだよね

 

・知らない人が怖い

・人が多いのが怖い

・呼吸が乱れることで過呼吸にならないか?

・心拍が上がって動悸が起きないか?

 

 

車は皆さんの邪魔にならない場所に駐車しながら伴走しているが

明らかなルール違反

だけど、もう時効だろう

 

そして、頂上で号泣

泣いたのは坂をクリアしたからじゃない

心の中の大きな壁を1枚崩せた気がしたから、、、

 

 

 

 

あれから10年

この田原坂は自分の中で特別なものとなっている

 

もうかれこれ1000回くらい通っているが、

その思いは変わらない

 

そして、今年の春

コロナ禍限定サイクリストの

杏子さんとこの田原坂を上ることがあった。

 

 

上りながら、

「まさか、私がこの坂を上るとは思わんかったわ~」

と杏子さんが笑う

 

 

彼女には何気ない一言だったんだろう

自分は涙が止まらない

 

悟られないように後ろで黙ってペダルを回す

 

 

今、生きていて

手と足を動かせているのは

あなたやSunaさんのおかげなんです

 

職場の仲間にも感謝だ

突然の早退や欠勤で迷惑いっぱいかけた

 

 

 

今でも一人自転車に乗っているとフッと当時を思い出し

突然涙があふれてきたりする

 

 

今は一人でどこにでも行ける

風呂ですら一人で入れなかった頃が信じられない

 

鬱やパニック障害は

焦らず時間をかけて

服薬や認知行動療法などをしっかりやればちゃんと治る疾患だと思っている

今はもっと効果的な治療法があるのかな

 

 

 

 

 

治療のために始めた自転車が

いつの間にか趣味となり、

ミニベロからロードバイクになり

このブログも12年目に入る

 

おしまい♪