一昨日から、私の気持ちは乱降下。



呼内の後に受診した精神科では、自殺企図を防ぐ為に入院を勧められた。


入院はしたくなかったので(家にいたかった)

「大丈夫です。子供たちの為に死にません」

と言って、半ば強引に帰ってきた。


先生はどうしても危なくなったら、救急車でもいいから、連れてくるように、と夫に話していた。


ひどい精神状態だったが、一昨年、肺腺癌と診断されてから、治療法が決まるまでの1ヶ月半の頃の方がよっぽど辛かったので、消えたいと思っても、自殺することはないと思っていた。



家に帰ってきて、夫は仕事に向かい、1人になった。


1人でいたら、どうしようもない不安にかられて、発狂しそうになり、散歩に出ることにした。


気分転換のつもりだった。


ふと見ると、車が走っていた。


無意識に、本当に無意識に、何も考えず、

車に飛び込みかけた。


その瞬間、ハッとして目が覚めた。


怖くなって、急いで家に帰った。


もうダメだ。

頑張ったのに。

これからの治療は、治すではなく、延命。

一気に死が目の前に突きつけられた気がした。


こんな気持ちを誰に聞いてもらえば、わかってもらえるのか。


普段から、勇気をいただいている方のブログに、つい、コメントしてしまった。


その方は、強く、勉強し、理解し、戦っている。


思いがけず、お返事を頂いた。


「お互い、案外まだまだ生きれます。

 大丈夫。

 ボーナスステージ、楽しみましょう」


スッと、腑に落ちた気がした。


そうか、ボーナスステージか。


確かに、2,30年前の医療だったら、もう生きていないかも。


神様からもらったボーナスステージなんだ。


よし。戦ってみよう。

楽しんでみよう。


まだ、弱い気持ちと、行ったり来たりしているけど、やるしかないんだ。


日進月歩。


粘ってやろう。


癌のせいで、楽しむことを諦めなきゃならないのは、悔しい。


ボーナスステージも楽しんで、戦ってやる。