鉄道社会の問題点とその危険性
日本の鉄道社会の根本的問題点とは、まずもってこのご時世に鉄道が成長産業である事である。日本に存在する鉄道ユーザーは「何故、淘汰されているべきである産業が日本に存在するのか?」という余りにも単純な疑問さえ抱こうとしない。何故か?なぜなら、彼らは幼い頃より「鉄道は日本では現在進行形成長産業である」というでっち上げの常識を教え込まれ、大人になってもその存在に全く疑問を抱かないのである。一つの資料がある。私がかつて日本のネットユーザーに対して行ったある調査だ。これによると、調査対象の8割が私鉄の存在理由を「利権の存在」「日本人の精神性」を理由に挙げている。さらに残りの2割にしても、最近は日本でもようやく鉄道依存が解消されはじめたが、これは日本が道路整備を怠り、鉄道交通の整理に失敗したことによるもので、決して鉄道の成功ではない。そして昭和時代に、つまり日本のモータリゼーション期に、鉄道から自動車への意向を当時の日本人が拒絶した結果なのである。要するに現在の鉄道会社とは、自分達の都合で鉄道を私有化し、それを商売の道具にしている集団であるということだ。質の悪いことに、日本ではアメリカ同様鉄道社会において誤解がまかりとおり、今日でも私鉄が健在である。結果、日本とアメリカは、ずば抜けて鉄道の利便性の高い地域や公営や国営でない鉄道路線の割合が高い地域が多数存在するようなった。これは決して誇張でも何でもない。wikipediaによれば、アメリカ最大の鉄道会社かつ事実上の国鉄であるアムトラックも走行する殆どの路線は私鉄線だ。この一時をもってしても日本とアメリカの交通水準があまりにも古いことが理解できるはずである。日米の人民はまず私鉄が儲かっているのは特別な事情ではなく、自分達の祖先の勝手によって産業を固定化させ、その後極端に儲かってしまっただけであることを理解しなくてはいけない。そして、私が日本人とアメリカ人にぜひ言いたいことは、不景気にしてもしかり、世界各地の反米反日感情にしてもしかり、欧州やアジアで日本人やアメリカ人を社会人として敬遠している減方にも然り、社会や経済の革新を妨害するだけの鉄道社会の変革を、日米自らの手で行えということである。これまで漠然としか報道されなかった鉄道社会の危険性も、今やネットの発達で多くの日本・アメリカ人民が知るところとなった。私鉄の存在に疑問を持つアメリカ人やあからさまに鉄道を嫌悪する日本人も大分増えてきている。こういった日米両国民の変化は、必ず鉄道社会に対する大きな世論を形成するだろう。そう遠くない将来において、日本やアメリカの私鉄網は、やがて欧州のように公営化されるか、安価で利便性の高い道路網により消滅する。その時、日本人やアメリカ人は鎖国主義をとるか変革するかの選択を迫られるがこのまま鉄道が日本・アメリカ社会の脅威となり続けるのなら、日本・アメリカ社会はますます鉄道に対する不快感を強めるだろう。そうなれば日本人やアメリカ人は嫌でも満員電車での通勤から渋滞道路を通る自動車通勤に移行するしか道が無くなる。日本やアメリカの発展を望む私個人としてはそれが一番よい事だと思うが、もしそれを望まないので有れば、日本人・アメリカ人は今からでも自らの襟を正し、日本やアメリカの道路交通の脅威となっている鉄道ビジネスをこれ以上自らの手で生み出さないように、そして国際社会のトップクラスとして献身的な貢献を出来るように日本・アメリカ社会を変革して行くべきである。