『局長罷免‐小説通産省』
高杉良
株式会社講談社
1998年2月15日第1刷発行
1999年8月13日第6刷発行
高杉良シリーズが継続。
実話がベースになっている点が面白く、高杉良シリーズをついつい読んでしまう。
今回の話も、実話がベース。
高杉良曰く、通産官僚として、「30年に1度の逸材」と言われる内藤氏(文中は斉藤氏)が、
同僚からの「怪文書」によって、細川政権時代の通産大臣によって、事務次官を目前に
罷免・辞職に追い込まれてしまうという物語。
大臣が政治権力を基に官僚人事に介入する異常さ、異常性に反対する良識ある官僚の
抵抗と失脚を目論む陰謀派との攻防。本来、日本の頂点に君臨する「能力」を持っている
はずの官僚の異常な事態が描かれている。