人間は肉眼で見えない小さな悪質細胞が起こす体の一部の異変に集中的に気を向け、精神的に苦しみに陥り、時には、それが故、命まで落としている。 一方、その一部を除く全ての正常な細胞の活躍で、大半の体が正常に働いている事に対して、感謝心を忘れ去っている。何故だろう。 

 

大宇宙大自然界を通して、神は人類が絶対必要な物全てを、既に与えられている。にも拘らず、人類は自己中心的に物事を意識し、更に神の助け、神の救い求める。 一方、神から頂いている全ての恩恵に対しての感謝心を忘れ去っている。何故だろう。

 

以前、私は何度も、己の世界は己の意識の現象世界であると述べたて来た。貴方の目に映る「美」は、他人の目には「美」と映るとは限らない。貴方の口での「美味しい」は、他人の口には「美味しい」と感じるとは限らない。貴方の「善」は必ずしも他人の「善」とは限らない。貴方の「幸運」は必ず他人の「幸運」とは限らない。このように、貴方は貴方だけの世界を、貴方の意思で築き上げている何よりの証拠です。

 

結局、自分の人生は自分で勝手に築き上げた結果です。その人生が良きあれ、悪きあれ、他ならぬ自分自身の責任であることを忘れてはならない。 病気を恨むでなく、不幸を恨むでなく、又、如何なる他人のせいにするでなく、己の意識/心を深く、徹底して見直すことが本当の安らぎ、本当の自由、本当の幸せの扉を開くカギです。要するに、あの肉眼で見えない悪細胞、又は、大宇宙大自然界から見たら、その悪細胞如く小さな物事に捕らわれず、もう既に恵まれている物事に対して、心から感謝することです。