子供のしつけに、一番大切なのは、前回述べたように、周囲に居る大人、特に親や学校の担任である。一日の中で、一番長期間居るのは、やはり家族と一緒だ。しかし、共稼ぎの親は、あまり子供と暮らす時間が、寝ている時間を除いたら、短くなる。そしたら、二番目には、学校活動である。
日本では、子供が学校での活動時間が、僕の母国ブラジルと比べたら長い。ブラジルでは、長くて、一日約5時間だ。それ以外の時間は家族と一緒。
何れにしても、子供のしつけに直接影響するのは、両親から受けるしつけであるのは間違いない。それも、学校生活に触れる事前からのしつけ、つまり、子供に対する、あるいは、日常生活の中での、親の姿勢である。しかし、残念ながら、日本では、子供のしつけに一番責任を問われるのは学校の担任だ。多くの親は、自分の子供の行動に何か問題があれば、学校の担任先生を呼び出し、責任を問うのが普通になっている。これも、日本独特の成り行きであり、ブラジルでは、その逆だ。
なのに、多くの親は、学校の担任の教育やしつけ方法に「口出し」し、ある時は、批判的な行為に乗り出し、担任の真剣な教育を妨害する。
結局、子供のしつけには直接影響していても、仮に我が子の行動が正しくなかったら、学校の担任先生に責任を背負わせる。この行動こそ、子供の正しいしつけに害していることは、彼らは認めないだろう。
こんな状況のなかでは、絶対子供に対する正しいしつけは出来ない。