restaurant bacar(バカール)のホスピタリティにびっくり | オーダースイーツ作家&フードコーディネーター 小島和美(koppy)のHappyLife

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パティシエであり、フードコーディネーター&料理研究家のkoppyこと小島和美のオリジナルケーキなどをメインに掲載しています。お菓子・お料理教室も再開しました。
連載中のレシピや美味しいさまざまな情報を書いています。

5,250円でここまでやってしまう店はあるだろうか?

ハンパないホスピタリティあふれるサービスとシェフの技の融合が生んだ、このクラスの中で東京屈指の予約困難店「バカール」。
わずか15席、おもてなしのため1回転しかしないという…。そりゃ予約とれないですよ。


アミューズは不思議なトマト。

口の中で万華鏡のように様々な味わいが浮かんでは混じりあって…「1個のプチトマト」がれっきとした「料理」に昇華されていた。


サイトより通販もしている看板料理の「バーニャカウダ」、とりどりの野菜をカニみそのソースでいただく。

カニみそなんてどうかな?と思っていたが、案外と野菜に合う。アンチョビよりも優しくて良いかもと思えるほど。
バーニャカウダにも多くのサプライズが。行って体験してみて欲しい。


バーニャカウダにオプションでつけられる「稚鮎のフリット」。旬の味ですね。

美味しかったけど、それ以上にこの美しい姿に圧倒されます


手作りパンにはバターとリエットも付きます。リエットの量がちょうど良くて美味しくいただけました。栗のパンがかなり好みでした。

この店一番人気のブリオッシュ(写真)は、ここでしかいただけないかなりリッチなお味にびっくり。中は黄色い卵の色でかなりしっとりしたパン。
パンだけでも相当美味しいのだが後でご飯が出るので小さいの1個で我慢を。食いしん坊には辛い我慢です…(苦笑


5250円のコースで魚と肉料理が付くんですよ!どちらも納得の美味しさでした。 
魚は甘鯛。甘鯛の特長である、薄いうろこをちゃんとパリパリに仕上げてくれてスナックみたい。ソースにはウニと牡蠣がたっぷり
味付けがちょびっとしょっぱかったのですが組み合わせがとてもよかったです。


肉はうずらの古代麦詰めロースト。2人で1羽を取り分けてくださいます。

うずらがジューシィでした

そして、炊き上げご飯は一人ずつ好きなものを選べるという嬉しさ。


旬の桜エビとジェノベーゼソース。白いご飯がベースなのが意外!


こちら、イワシとフォアグラ。
美味しい炊き上げご飯を出すお店は最近多いので、あえて続ける意味はなんだろう?
とも思いますが、やはりこのご飯がこの店の特長ではあるのかなと思いますので今後も続けるんでしょうね。あえてシンプルな素材と味付けで勝負している点には好感が持てました!
でも、これなしでパンを存分に食べてワインもじっくり楽しむのもいいなぁとも思ったり


そしてデセール(デザート)にはまたもサプライズが。
「ゲストをより喜ばせたい」というサービス精神にただただ感服してしまいます。
写真は桜のプロフィットロール。抹茶アイスをフレンチでいただくと口がびっくりしてました。


デザートは8種類ぐらいから選べたでしょうか。すごい種類です。
それも全部美味しそうなものばかりで悩みました。
こちらはキャラメル尽くし。デザートは結構変わるようです。

5,250円でここまでしてくれる店を他に知りません。

サービス1名、シェフ1名、アシスタント1名という最低限のスタッフ数で小さい店内を回しているのがゲストもつぶさに見え、それぞれのパフォーマンスの連携作業が誠実で心があたたまる感じ。なにかこう、店の雰囲気が良いんです。
料理のコスパや味だけじゃなく、再訪したくなるあたたかさがある。

5,250円のコースをオーダーするのが一番コスパが良いと思いますが、その日ごとのおすすめメニューも多くあり、コースメニューへの入れ替えや、アラカルトでの組み立ても気軽に相談できます。(ボードに書かれたアラカルトもいろいろ美味しそうでした~)

また、サービス担当の金山さんはオーナーでありソムリエ。ワイン選びもお気楽に。対話を大切にしてくれるお店なので気負う必要はありません

予約は2か月前から受付ますが、確か私は1か月前ぐらいでも取れましたので、
のんびりお店に合わせる気分で電話すれば、決して行けない店ではないと思います。


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