平日はメールもしないので、
週に1度、休みの日には息子に電話をしています。
今日も「今何してるん?電話してもいい?」とメールで確認とってから電話。
大変な仕事を任されているようで、
それについて他の部署の上の人からすごく怒鳴られたんだそうです。
仕事ってそんなもんだよ!と思っても心配なのが親心。
「どうなの?元気?」と聞いてみると、
その怒鳴りようがあまりにも理不尽だったので、
他の人たちが心配して息子の様子を見に来てくれたんだそうです。
ところが、
「俺さ、これくらいのことどうってことないくらい辛い思い経験してっからね~
悔しいと思ったら、仕事でイヤってほど相手に認めさせるだけよ!」
とやる気満々の息子に周囲が拍子抜けだったそうです。
この息子に絶望するほどの辛い思いを味わわせたのは、
残念なことに私の両親や弟なんです。
「親戚にあんな思いをさせられたことを思えば、
他人にうるさく言われようがなんてことないよ」
ごめんね、孫にまで辛い思いをさせてしまうようなおばあちゃんたちで・・・
その時の息子は喉から血でも吐くかのように苦しそうに泣いていました。
ホントはそんなことで大人になって欲しくはなかったけれど、
そんな悔しい思いも涙を流しながら糧にしてきたんだね。
娘の話もして、
そんな言葉遣いの悪い、暴言を吐く妹だと知っても、
息子は毎月のお給料から学費の足しにと貯金をしてくれています。
息子の優しさ、強さに涙が出そうでした。
いつの間にこんなに精神力の強い子になったんだろう?
休みの日も先輩に誘われたり、大学時代の友人と会ったり、
小学校からの幼なじみが東京まで遊びに来てくれたり、
元気に過ごしているようです。
「人間ってほっとくとマイナス思考に陥りがちだからさ。
前向きなあんたと話してると元気が出るよ」
「俺が話聞いておかんが元気になるならどれだけでも話聞くよ~」
心もしっかり大人になったね。
頑張りやさんなのはいいけれど、
くれぐれも自分を追い詰めるようなことだけはないようにね。