今回は多少暴言とも取れる表現もあります。
気分を悪くされたらごめんなさい。
子供の進路を決めるときの親の本音ってことでお許しくださいませ。
娘は私立高校３年生、
近々、進路のための３者面談があります。
娘が高校受験のとき、担任から
「○○高校だって充分合格できると思うよ」と他の高校を進められていたんですが、
うちの娘は、頑張りやのお兄ちゃんとは対照的で、
娘の辞書には「努力」って言葉がないと思えるほどで、
顔も性格も、生まれたときから義母のコピーのよう。
私：「成績だけ見れば、合格できるのかも知れませんけど、
この子の性格を考えると、所謂いい学校は合わないような気がするんです」
担任：「そうですね～、せっかく合格しても自分に合わないからと辞める子も少なくないですからね」
その頃、友達のお母さんや近所のおばさんたちにも、
何かとお兄ちゃんを引き合いに出されて比べられていた娘。
「私は私、お兄ちゃんとは違うから」が口癖でした。
将来は美容師になりたいと言い出したので、
必ずしもいい大学に行くことだけが
より良い選択ではないと娘の夢を応援することにして、
国立大進学しか視野にない高校に行って勉強漬けになるよりは、
専門学校への推薦を有利にする方がいいのかも知れないと、私立高校に進学しました。
希望の美容学校に推薦してもらえるようにと、
中学時代は遅刻の常習犯だった娘が無遅刻、無欠席で頑張っていたんです。
ところが、去年アレルギーが出て、
美容師の夢を諦めなければならなくなって、
それ以来、一年以上迷い続けて・・・
美容師への思いが強かった分、なかなか次の目標が決められなくて悩んでいます。
先日ポツリと
「大学行こうかなぁ～」
先生が、何の目的もないならとりあえず大学に行って考えるって手もあるよ
と生徒を前にして言ってるんだそうです。
げっ！？なんだよ、それ！
「先生は自分とこの大学に送り込まなきゃいけないからそんなこと言うんだって～。
それって、サラリーマンの営業と同じじゃん？
公立高校だったら何の目的もなしに大学行っても無駄だぞ！ってしか言われないよ。
先生のセールストークを真に受けちゃダメ！」
何だかむかっ腹立ちました。
もっと子供のことをちゃんと考えて欲しいもんですわ。
普通に受験できるような体質の学校ではないので、
大学進学となると受け入れ先は自分とこの大学に決まっています。
同じくらいの付属の私立でも、大学によって将来性が違ってくるもんなぁ。
それでも、「うちの子の頭じゃ大学なんて無理だろう」って諦めモードの保護者には
夢のような話に思えるんだろうか。
頑張って仕送りして、授業料払って・・・
結果、景気が悪くない時代でも、就職もかな～～～り難しい大学に
とりあえず決めかねるから行ってみれば？って
生徒のこと考えたらそんなに軽々しく言えるもんじゃないでしょーに。
娘の行ってるところじゃないんですが、
とある付属高校をいくつも抱える私立大学の理事長の話を聞いたことのある母が、
「普通なら大学に行けないほどの落ちこぼれも、
うちの付属高校に入学すれば大学へ行くことができるんですよ、すごいでしょう。
うちは落ちこぼれの子を助けているんです」
と言っていたと絶句していました。
なんだかね～、
それが本音かい！？って感じですよ。
そんな教育者の仮面をかぶった金の亡者にダシにされるのはゴメンです。
何でもいいから「大学」って付いてればいいって思う親もいまだに少なくないんですよね。
専門学校に進みたいという子供に、社会的立場のあるお父さんの世間体のために
「お願いだから大学に行って」と子供に懇願したと言う知人も居ます。
不況の時代でも教育費だけは減らなかったらしいですからね、
親が子供に期待する気持ちを上手く利用することで
子供を落ちこぼれ呼ばわりして悪びれもしないただの経営者はコロコロを私腹を肥やす。
あー、やだやだ！
自分とこの大学に生徒を送り込みたい先生と
まともに進路の話なんて出来るのかなぁ？