最近、ずっと捜し物をしてたんです。
今朝、やっと見つけました~。
たぶん、一ヶ月ぶりくらい
写真が暗いですけど、おうちの煙突にかけてるもの。
成績が上がったら何か買ってあげるとか、
そういう引き換えみたいなことが嫌いなので、
我が家にはご褒美制度はありません。
物に釣られて動く人間にはなって欲しくはないからです。
唯一例外があって、
病弱で運動が苦手だった息子が、
小学校5年生の時に初めて持久走で初めて他の子に混じってゴールした時に、
「お小遣いが欲しい」と言うので、夫と話しあって数千円あげたことがあるんです。
その数千円と自分の手持ちのお小遣いを足して、
「お母さん、僕がピアス買ってあげるよ」
と息子に買ってもらったプラチナのピアス。
飽きがこないシンプルなもの、
ずっと大切に出来るようにとプラチナを選びました。
でも買ってくれた息子は
「もっとかわいいのにすればいいのになぁ~」とその時はちょっと不満げ(笑)
それを失くしたのですから、かなり凹んでました。
息子の思いのこもった、あの思い出のピアスは世界にたったひとつしかないんですよね。
気管が弱くて、いつも人一倍苦しそうだった持久走、
みんなからずっと引き離されてビリでも、絶対に嫌だと言ってリタイヤしたりサボったりすることはありませんでした。
スポーツが得意な子供を持った得意満面なお母さんたちの無神経な言葉を避けて、途中で応援していた私。
息子の一生懸命な姿を見て、一度でいいから健康な身体でみんなと一緒にゴールさせてあげたいと
号泣した記憶があります。
そんな私に「僕が頑張れたのはお母さんが応援してくれたから」だと言って
買ってくれたピアス。
珍しくご褒美をねだったのは、そんな目的があったと知って、うれし泣き。
そんな大事なピアスがどこに行ったかわかんなくなっちゃうなんて、大丈夫か?私の頭(笑)
私の大事な宝物、
見つかってよかった~