NGKの新製品、2輪専用のMOTO DXプラグ。
残念ながらまだグッチオーナーのインプレッションがほとんどない。
ここはとんとん拍子で自分が試してみることに。
このプラグについて、私からの説明は省略します。
まずはこちらの公式サイトをご覧ください
と、言った内容のプラグです。
内容だけ見ると、素晴らしい。
旧来製品よりも耐久性は大幅に高いのは間違いないっぽい。
ユーザ車検も終わったことですし、いっちょ交換してみることにしました。
ちなみに前回プラグ交換した記事がこちら、25,300キロ時に交換。
現在までの走行距離は26,800キロ、
1,500キロ程度の走行距離となるため
まだ純正プラグも全く劣化していないと推測します。
もう少し距離走ったプラグなら違いが大きいかもしれませんね。
前回、ラピッドバイクイージーを装着した事もあるので
プラグの焼け具合の変化もチェックしてみましょう。ラピッドバイクの効果検証です。
これがMOTO DXプラグ、2輪専用品です。
Amazonで購入しました。
※01/14現在、AmazonでもWEBIKEでも価格差が小さいです
CPR8EDX-9S、これはCPR8EA9の互換品です。
※純正のCPR8EB9なら、ターミナル装着済みです。
別途ターミナル購入の必要ありません
純正のCPR8EB9ならこちらになります、数百円程度です。
プラグに装着するターミナルは別途購入する必要があります。
昔はターミナルもプラグと一緒に付属していたけど、これもコスト削減ですかねえ。
私はコレを使っています、モトグッチなら鼓動と振動でターミナルが摩耗しそうですね。
こんな感じで装着します。
さて、準備は整ったのでV7へ。
どうなるかな~
過去、750CCの四気筒バイク(油冷)をイリジウム化した際には、
若干のアイドリングUPや鼓動感(ゴリゴリ感)が増した元気になった印象がありました。
今回は2気筒で2個、助かります。4つは金銭的に厳しいぞ!
プラグ交換の方法ですが、
まずはプラスチックの蓋を下から持ち上げてパカっと外します。
コイツ。ちょっと味気ないプラスチック製品。
開けたらこんな感じ。私はNGKのパワーケーブルに根本から交換済みです。
このコード、シリコンで柔らかくてお勧めです。ノイズも低減します。
※確か純正もNGKだった記憶です。
で、プラグコードを引き抜いた後に、
こんな感じでプラグを外します。
私は操作性と感触を重視するために角度調整可能なハンドツールを使っています。
もうこれずっと重宝して使っています。
プラグを外すとこんな感じです。
※比較:左が純正、右がMOTO DXプラグ
MOTOの方は外側電極がD型、面白い形をしていますねえ~
左バンクも外しちゃいます。
左バンクと右バンクを並べてみた。
なるほど、前回交換時よりも電極が薄茶色、外が黒色になっています。
確かにラピッドバイク(設定2)の影響で燃調が濃くなっている感じがします、これでやっと本国仕様?
国内の設定は明かにリーン(薄)です。
そうそう、プラグ装着の際にスレッドコンパウンド塗ってますか?
私は極薄~く、塗る様にしています。べとべとするので苦手です。
あれは塗り過ぎると害しかないと思います、かじり防止には超薄くで問題ありません。
他にもブレッキパッドの鳴き止め、
バッテリー端子の錆防止にも使えるので紹介しておきます。
これ使ってます。
さて、モトグッチV7、ほんとプラグ交換が楽。
このバイクの整備性が良い大きなメリットです。
交換作業はサクサク!作業も早々に終了です。
まずはラピッドバイクの設定2で試走。
次に1へ切り替えてインプレやってみます。
燃調の影響をどう受けるかな~ってところです。
いつもルートにていつも通りに試走します。
※いつも写真です
あくまで私個人の感覚的なインプレとなるのでご了承ください
・冷間始動性能
良い、前回よりもセルを押す時間は短かった印象。
キュルキュル、ボンって感じ。
・初スタート前のアイドリング時
アイドリングの回転数に変化なし
この時は鼓動感も変化無しに感じる
・走り出し2~4千回転付近
お?なんだかスムーズに回転が上昇していく感じ。
鼓動感もメリハリがあり、しっかり燃焼している、安定している感じ
※ココ、少しは体感出来ました
・4千回転以上
特に変化を感じない
・半クラでのつなぎ出し、アイドリング走行など低速域
安定感があり一発一発しっかり燃焼している感じ
すぐに気づいたのは、低~中速4千回転付近までの回転上昇。
スムーズになったと感じました。
メーカーの謳う加速性能0.2秒UPの効果か??
ラピッドバイクのデフォ設定2、については燃調濃くなった分、
どうも回転が鈍化したように感じていたのでなんだろう、まずこの違いは体感出来ました。
そして1発1発の安定感と言いますか、鼓動にメリハリが増した感じです。
これは極低速走行に不安があるオーナー様ならエンスト防止に良いかもしれません。
逆に、中速以上の回転域においてはあまり差を体感出来ませんでした。
また、ラピッドバイクの設定を1(若干、濃い程度)に変更した際には
設定2よりも体感は減りましたが、逆に薄くなったせいか全体的な回転上昇は良くなります。
※ラピッドバイクには良し悪しあると実感。なんでもそうですね。
少し定量的に説明したいのですが、
しいて言えば安定感が純正にくらべ1.05倍UP(1.1倍までは、ない)、
馬力も1馬力UP(小さなUP)、くらいかな。あくまで定量的な説明にこだわった場合です。
いえいえ、全ては小さな数字の積み重ねですから、けっして馬鹿には出来ません。
もう1点が、長寿命であること。
これはメーカーの謳い文句を真に受けた場合ですが、
初めてプラグ交換する際、今後のランニングコストも踏まえてどうせなら交換してみよう!
これはアリかと。
逆に、こんなオーナー様には向かないと感じました。
・既にイリジウムプラグを入れている
敢えてイリジウムからリプレースするメリットは、無いかと。
イリジウムから体感できる差は無いかな。。
・高回転の何かしら改善に期待する
低~中回転までのつなぎが良くなると言った印象
高回転域は私では分りませんでした
・バイク維持費カツカツの人
そこに敢えて高級プラグに投資するほどのメリットは少ないかと
なにせ純正プラグが1本数百円、いくら長寿と言えど、ねえ。
・頻繁にプラグ交換したい人
純正で1本数百円ですから、精神衛生上早めに交換したい人には、向かないでしょう。
以下はイレギュラーメリット
・ラピッドバイクイージーのデフォ設定2に不満がある
これは極限られたオーナー向けです。
私は設定2(濃い)のエンジン回転に少々不満があったので、
結果として良い影響となりました。
とりあえず、V7に入れても問題ないことは確かめました
一応、これ重要だと思うので書いておきますが、特にへんなノイズが増えた訳でもなく計器にも影響有りません。
総括、
有れば良いけど、無くても良い
※もともこも無い事を言ってもつまらないので訂正します、男のロマンです
こんな感じでまず一発目インプレッションは終わります。
夏場どうなのか、
継続利用してどうなのか、
これはまた今後レポートしていきます
以上
※外したプラグは捨てずに常時携帯しておきましょう