コメントで「クンルンシステム」と古い「クンルンネイゴン」の本について質問があった。
「クンルンシステム」を持っている場合、さらに「クンルンネイゴン」を買う必要があるか?
結論からいうと、必要ない。
「クンルンネイゴン」は古いシステムを初心者向けにわかりやすく書いた本。
クンルンネイゴン(クンルンメソッド)も、五行も現在の形とはちがう。
対して「クンルンシステム」では新しい形がより詳細に解説されている。
「ゴールデンフラワー」や「トラベリングハンズ」などの高度な行法も解説されている(読んだだけで実践できる人がどれぐらいいるかは疑問だが)。
理論的背景についても詳しい解説がある(難解で意味不明の箇所もあるが)。
では、「クンルンネイゴン」は時代遅れで読む意味がまったくない本かというと……
そうとは言い切れないので困る。
古いシステムを紹介する本だが、それだけに「クンルンシステム」には記載されていない情報や行法が載っている。
例えば、「クンルンネイゴン2」「クンルンネイゴン3」(現在「クンルンメソッド」と呼ばれているものは「クンルンネイゴン1」として紹介)、男女二人で行うクンルンネイゴンの方法など。
何より、写真のポーズをとっているのはすべて若い頃の無元老師その人なのだ。
(「クンルンシステム」でモデルを務めているのはディアナ大姉)
無元老師の行を実践している姿をぜひとも写真で確認したい人は手に入れるべき。
お金が余っていて、マニアックな人は買ってもいいかもしれない。
余談になるが、「クンルンシステム」の日本語版は翻訳があまりよくない。
直訳調でわかりづらい。
英語に強い人は原書を買ったほうがいいかも。
原書の方がかなり安い。