させていただく | B型のGoing my イエーイ

させていただく

今、介護施設の人事考課の最終まとめをしています。
通常の、評価表だけでなく、各役割ごと、勤続年数ごと
レポートの課題をつくり、書いてもらいます。

その課題っていうのが、自分でもも書けるんかぁ~ってっいう
くらいキツイお題です。

「あなたの考える介護のプロとしての役割を具体的に記しなさい。」
「入職後、あなたがした自己啓発とその効果を具体的に記しなさい」
「あなたが考える質の高い介護とは何か、具体的に記しなさい。」


「具体的・・」というところが、ポイントなんですね。

みなさんが書いたレポートで、どうも気になるのが、
 「させていただく」という言葉です。

施設入居者や、サービス利用者の高齢の方々に対し、ご自身が
できないところを「してあげる」のではなくて「させていただく」
気持ちでかかる。
と、書いている人が多いです。

「してあげるねん」っていうのは、上から目線で、押し付けや義務で、
サービスの視点からはずれていると思います。これはいけませんね。

でも、仕事に誇りを持って、サービスを提供しているのだから
「させていただく」っていうのは、何だか変な気がします。

 「させていただく」は相手側又は第三者の許可を受けて行い、
 そのことで、自分が恩恵
を受ける。という意味と書いてありました。
(文化庁、敬語の指針より)


介護職さんには、賃金は発生するけど、下僕ではないと思います。
「仕事」として、いいおもてなし、ここちよさ、機能回復を目的として、
業務を提供するんじゃないかなぁ。


なぜ、こうひっかかるかというと、こういうレポート等には、
丁寧に書いておられますが、実際の現場において、高齢者の方々に
むかって、子供をあやすような言葉遣いやぞんざいな対応を
されている職員が多いです。ショック!
だから、なにが、「利用者様」でなにが「させていただく」
なんだろう??って気になって仕方ありません。

サービスの現場では、「させていただく」が基本なのかしら??

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「信頼関係を作る。」・・だから、具体的にどうやってするのか
聞いているんですけどねぇ。

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