今日を待っていた。

 

30年以上前くらいに詩吟の大会で知り合い、親しくなった先生が来てくれた。

 

一緒に大会に出たり、大会で顔を合わせたりしてきたが、私より二十歳くらい若いがコンクールの実績では遥かに上で上手い。

 

お祖母さんから子供の時から指導を受けていたそうなので、吟歴も私とあまり変わらないのではないか。

 

午後1時40分頃我が家に到着し、車を置いて妻籠に歩いて行かれた。

 

私が軽トラで2時15分頃妻籠に行き、財団の事務所前で落ち合い宿場内を案内。

 

脇本陣奥谷に入ってもらって、当主の席に座ってもらう。

 

明治天皇御小休みの説明を聞く

 

この後資料館の中を案内し、出てきてから一通り宿場内を案内して、4時頃先生はまた歩いて帰ると言うので、別れて私は車で帰ってきた。

 

直ぐに着替えて、畑に出てから、昨日刈った集会所前の草を片付けた。

 

4時半過ぎに帰ってきた先生から、お土産を頂いた。

 

 

 今日はフランス人の彼と日本人女性のカップルと、アメリカ人の四人グループが居て、全部で七人のお客さん。

 

アメリカ人の内、男性の一人はコスタリカ出身なのだとか。

 

食事の締めに、皆さんそうめん流しをしていることを知らないで来たので、驚いていたし喜んでくれた。

 

家の中に入って囲炉裏に火を焚き、「木曽節」と「長持ち唄」を唄った後、先生に一吟お願いしたら、「富士山」を吟詠してくれた。

 

他の六人のお客さん達は始めて間近で聴く詩吟に感動していたようだった。

 

先生は牧水調朗詠をまだ勉強していないと言うので、牧水調で詠じさせて頂いた。

 

飲む湯にも 焚火のけむり においたる

   山家の冬の 夕餉なりけり

鉄瓶の 縁に枕し 眠たげに 徳利傾く

   いざ 吾も寝ん

 

ちょっと音程が低かった。

 

9時頃から夕食の為に下がってきて、先生には9時過ぎにお風呂に入ってもらったが、嬉しい一日だった。