しゅうれんぼ(シオデ)の二番芽も出ているが、やっと一番芽で出てきたものもある。

 

二本生えているが、上の長いのは採ったが下の短いのはもう二日ほどおいて採るつもり。

 

 

 いつ折れたのか分からないが、自在鉤の梅の木が折れた。

 

自在鉤の鯛は松で、筒は竹

 

見た時は折れていたが繋がっていたので、折れているのに気付かなかった。

 

断面を見たら完全に裂けていて、二つに分かれてかろうじて繋がっていた状態。

 

常に梃子の原理の力がかかっていて、耐えきれなかったものと思われる。

 

オヤジは酒を飲むと、いつもあることない事空想を織り交ぜてオーバーに言う癖が有り、この自在鉤も「本家で要らなくなった古い自在鉤を貰ってきたので、この家より古い!」と言っていた。

 

しかし、本家とその隣の二軒は、明治の三十年代初めに三軒とも火事で焼けているので、古いものが残っていたか分からない。

 

ただ、私の生まれた頃にはあったので、最低でも七十年は経っている。

 

繋いで直して使うか、新しく作り直すか‥、明日、木の状態を見て決めたい。

 

 

 今日は三組四人のお客さん。

 

3時少し過ぎに、六十代の台湾人男性が来られた。

 

部屋に入って直ぐにスマホで、「エアコンは有るか?」と聞いて来て、少ししたら「乾燥機は有るか?」と訊かれたが「ありません」と答えるしかない。

 

無料でホームページを作り、管理してくれている常連のアキラ君に言って、「エアコンや乾燥機はありません」と書き足してもらおう。

 

 5時過ぎに私が畑から戻って家に入って来て、囲炉裏の間に行ったら、50代の日本人女性が知らない間に座っていてビックリ。

 

妻は耳が遠いし、台所以外に居ると聞こえない。

誰も出て来ないので困っていたのだろう。

 

もう一組、アメリカ人の母娘はなかなか来ないので心配したら、6時過ぎに来られた。

 

直ぐにシャワーを浴びに行ったようだが、15分頃+お母さんが慌てて呼びに来た。

英語の言っていることを聞いていると、お風呂のドアをロックして出られないようなので、マイナスドライバーを持って行って、先ず脱衣室の施錠を解除し、お母さんに入ってもらっ手渡しは外で待機。

大声で泣く声が聞こえて来て、少ししたら自分で風呂場のドアロックは解除できたようで、出て来てお母さんが泣く娘をなだめているが、十二歳ではパニックを起こしても無理もない。

 

部屋に戻って落ち着かせていたようだが、6時半過ぎに食事に呼んでもお母さんは出てきたが、娘さんはなかなか出て来ず、時々思い出したように泣く声が聞こえていた。

 

 日本に来る台湾人は日本語が少し分かる人も多いし、英語の分る人も多い。

 

しかし今日の六十代の男性は、日本語も英語も全く分からず、スマホの翻訳機能だけが頼り。

 

五十代の日本人女性のSさんに助けてもらった。

 

Sさんはコンピューター大手の外資系会社に勤めているらしく、英語が堪能で話しているとIQの高いのが好く分かる。

 

ただアメリカ人や台湾人に伝える時、「胡桃の殻を燃やすと好い匂いがして、アロマ効果がある。」というような、私が話していないことまで付け加えているので、確かに間違ってはいないかもしれないが、翻訳して伝えてくれる内容に不安を感じる。

 

十二歳の女の子はしばらくしたら出て来て一緒に食べ始めたが、お母さんと同じベジタリアンなので、他の二人とは別の料理も多い。

 

それでも気に入ってくれたようで、ニコニコして食べてくれたので好かった。

 

自在鉤は壊れていても、いつものように火を焚いて唄を唄い、八時半から私の夕食。

 

 

お袋が用事があると呼ぶのだが、もっぱら私が世話係。

トイレに行きたい、喉が渇いた、背中が痒い、枕が高い・低い・もっと上・もっと下‥等々。

 

紙おむつの上げ下げや大きい方の尻拭きなどは、なんとなくお互いに普通にできるようになってきた。