遅い朝食後、メールを開いて予約の返信をしたり、迷惑メールを削除していると10時近く。
朝の内降っていた雨も上がり、昼前に畑に出てほうれん草を採ったり、草を取ったり‥。
午後は丁度2時に家を出て、2時40分に病院の駐車場に着いた。
面会時間は15分と決められているので、45分から3時まで付き添っていた。
お袋はカーテンを開けると横になっていて、目を開けていたが目の下に隈は出来ているし顔色も好くない。
「さっきまでトイレに座っとったら気持ちが悪くなった‥」と言うが、家にいる時から低血圧なのでそのせいかも。
「体を起こしてくれ!」と言うので、ベットの背の角度を起こしてやったら、もっと上‥、もっと下‥、枕が高い‥、枕が下がってきた‥、「なんだかなあ‥」と5秒から10秒毎に動かさせられた。
体勢がしっくりこないようで、枕をバスタオルに代えたり色々したが気に入らないようだった。
それでも良く喋るので、それほど気持ちが悪いことは無い様子。
「喉が渇いた‥」と言うので、ナースセンターの近くの自販機からペットボトルのお茶を買ってきて飲ませた。
以前に妹が肩を揉んでやっていたら「気持ちいいなぁ‥」と言っていたので、私も肩を揉んでやったが何も言わない。
「どうだよ?」「息子に初めて肩を揉んでもらう気分は?」と訊いたら「フッフッフッ」と笑っただけ。
両肩の下の腕の付け根を揉んでやったら「そこ、気持ち好いなあ‥」。
首筋を揉んでやったら「そこ、気持ち好いなあ‥」。
田舎の長男が母親の肩を揉むことは無いので、他に誰か居たら恥ずかしくってとてもできないが、誰も居ないから好いか‥。
今日は持って行った歩行器で歩いていないとのこと。
「足も(感覚が)よく分からん。」と言うの、で脚を揉んで足首を曲げたり回したりしたら「イタイ!イタイ!」どうしても固くなっているようだ。
時間になったのでナースセンターに寄り、紙パックのお茶は何処で売っているか訊いて、一階の売店で買って病室に戻り飲ませたが、頭を後ろに傾けるのが苦手で、ペットボトルは飲み辛そうだったので、紙パックのお茶が好さそう。
帰る時ナースセンターに寄ったら、「聞いてます?」「朝、薬を二回飲ませてしまって、先生や薬剤師さんに相談したら大丈夫だと言うことでした。」
気持ち悪いと言う体調に、多少は影響あったかも‥。
3時30分に駐車場を出て、ホームセンターで買い物をして、4時20分頃帰ってきてから畑周りの草刈りをした。
今日のお客さんは、アメリカ人の四人家族と、日本人で千葉のSさん夫婦の二組六人。
アメリカ人家族は予約メールで、50代後半の女性が25年前に、我が家に泊まったと書いてあったが、メールでは詳しいことは分からない。
25年前はまだ親父とお袋の代だったが、予約メールに「日本の旅行のハイライトだった。」と書いてくれていて、私達の代も気に入って欲しいと思って予約を受けている。
昨日は馬籠の但馬屋さんに泊まり、9時前に荷物を七つ業者に運ばせてきた。
夕食時にご家族と顔を合わせたが、60歳位の旦那さんと予約を寄こした奥さんと、30歳前後と思われる兄妹と言う構成。
奥さんは25年前、お父さんと妹と自分と、三人で泊まったと言う。
四人は日本語が話せないので、色んな話はスマホで変換しては見せ合って、意思疎通を図った。
妹さんが兄を「この人は狂っている!」「朝、馬籠から裸足で歩いて来た。」と言い、よくよく聞いたら、お兄さんんはお気に入りの靴を濡らしたくなくてバッグに入れ、素足で歩いて来たそうだ。
よく歩けたものだ(@_@)
日本人のご夫婦も話に参加してくれて、時々困っている私を助けてくれた。
いつものように木曽節を唄った後、いつものように冗談で「歌手ですか?」と訊いてみたら、お父さんが音楽関係らしく、お父さんと兄妹の三人で唄い出した。
家でいつも三人で歌っているようで、ハーモニーも奇麗で素晴らしかった。
歌い終わった時、お父さんはギターを鳴らす格好をしたので、ギタリストかもしれない。
長持ち唄を唄う時、いつものように合いの手を頼んだら、やはり大きな声で唄ってくれた。
落書き帳に書かれたSさんの奥さんの文の中に、25年前に妻籠に来たと書いてあり、25年ぶり同士で縁があったと、何か嬉しかった。