渋沢栄一の作品を通して渋沢栄一を知り、その人となりを垣間見ている。

 

令和三年にNHKの大河ドラマ「青天を衝け」の主人公となった渋沢栄一は、日本の経済界の為に大きな功績を残しているが、その原点ともいうべき考え方が「内山峡」という漢詩に表れている。

 

 

 

 

十二聯目と十三聯目には、仙人のような生き方と金の亡者のような生き方を対比させ、どちらが好い悪いではなく、偏らずその中間に大切な生き方があると説く。

 

清濁併せ吞む、器量の大きさも問われているのだろう。

 

新一万円札に関連し、渋沢栄一の漢詩と共に詩吟もアピールしたい。