今朝は8時25分からの、小学校の木曽踊りの練習に参加。
忘れていて、確認の電話をもらって間に合った。
昨日まで覚えていたのに、今朝になると忘れていて嫌になる。
一番最初に撒いた花オクラの種の芽が出ず、撒き直した種が芽を出したので好かった。
今日のお客さんは30代半ばのアメリカ人の二組のカップルと、20代前半のイギリス人のカップルの、全部で六人。
アメリカ人の四人は5時前にレンタカーで来られた。
来た時から何だかフレンドリーな感じで、陽気なアメリカ人らしい人達なのかなあ‥と思っていた。
部屋に入ってからもよく笑う声が居間の方まで聞こえてきて、いかにも楽しそうで、私達も嬉しくなる。
イギリス人から4時頃メールが来ていて、「私達はこれから馬籠から貴方の宿に向けて歩くので、6時か6時半頃に到着する。」といった内容だった。
歩くだけなら5時半頃に来るだろうと思っていたが、本当に6時25分頃到着した。
暗くなる前に来てくれて好かった。
いつものように火を焚きながら自在鉤の説明などをし、料理を出しながら話をしていて、アメリカ人達に「フレンズ?」友達同士か訊いたら、四人は兄夫婦と妹夫婦であることが分かった。
予約メールにはそうしたことは書いてないので、関係性が分かると親しみがわく。
若いこともあるが国民性が現れるのか、イギリス人のカップルは大人しく、大きな声をあげて笑うようなタイプではない。
後で、「自分達は建築学を勉強している。」とスマホで日本語に変換して見せてきた。
食べ終わったところでいつものように「オールドカントリーソング、シンギング!」と言って、唄を唄うと言うと、やっと歌ってくれるのかという感じでアメリカ人は大喜びだった。
木曽節と長持ち唄を唄った後、落書き帳を出してきて見せていたら、アメリカ人が驚いた声を出して「ブラザー!」といい、去年の4月15日に兄夫婦が泊まっているのだと説明してくれた。
それで、来た時にフレンドリーなのも、唄を唄うことを期待していたことの理由が分かった。
兄夫婦から色々聞いて来たのだろう。
そして兄夫婦が泊まった時の写真を幾つも見せてきた。
部屋の中や料理、囲炉裏の写真の他に、忠犬のナナの写真があったので、直ぐにメールで送って頂いた。
ナナは去年4月17日に姿が消えて、19日に川で見つかっている。
17日に川に流されて命を落としたと思うので、私は17日をナナの命日としている。
私達もナナの写真を毎日撮って記録しているわけではない。
そうすると、二日前のこの写真が、ナナの最後の写真かもしれない。
幾つかの偶然やお客さんとの触れ合いがあって、写真を見ることが出来てご縁を感じたが、ナナが「私を忘れないでよ!」と言っているようで、家族のラインに写真を送った。
涙が出そうだった。