コンポストが倒されていた。

 

生ゴミが漁られ、魚の骨類が食べられているようだ。


足跡がはっきりしない。

 

ハクビシン・タヌキ・アライグマ等の類かと思うが、夕方の6時頃、長女が来た時近所の忠犬が二匹来ていたと言うので、15㎝くらい掘り込んで設置してあったコンポストを倒す力を考えると、犬かもしれない。

 

 

 近年、裏の川が氾濫することが有り、植えた花桃が流されるなど川岸が削られ、河床が低くなり川の形が変わっていく。

 

竹藪の川側に生えていた雑木が倒れているのに気付いていた。

 

自分が行けなくなると迷惑をかける講習会などを控えていると、怪我をするリスクのある危険作業は後回しにしていたが、これらの木が川を塞いだり、流れてきて家の裏で引っかかったりすると仕事が厄介になるので片付けることにした。

 

倒れて枯れそうになると、子孫を残すために多くの種を実らせる。

 

チェーンソー二台と工具袋。

 

川の中の石がヌルヌルで歩くと滑るし、長靴より深いので川面の上に出た石の頭を跳んで移動するのだが、昔なら1,5㍍くらい軽く跳んでいたのに、1,2㍍くらいが精一杯。

 

真っ直ぐ立っていた木が洗堀されたために倒れたことが分かる。

 

写真の真ん中あたりが河道だった

 

倒れた木の重量が無くなったので株が持ち上がり、押さえられていた石が幾つか落ちて来たが、小さい石だったので良かった。

 

真横に倒れていたので下に受け口をつくり、上から伐って落とすのだが、受け口を作る前にチェーンソーのバーが挟まれてしまい、抜けなくなって小さいチェーンソーとノコギリで切って落としたことが一度有った。

 

二台のチェーンソーが無いと、こうした時困る。

 

枝があるので他の枝に引っかかったり、石の上で方向が変わってねじるように回転して自分の方に落ちてきたり、木を寝かす作業は気を遣う。

 

このブログでも何度も書いているが、「木を伐る・倒す」という言葉は木の命を奪う言葉で、伐倒することを杣人は「寝かす」という言葉を使い、一旦寝てもらい、新たな用途で活かしていくことの意を込め、畏敬の念と謙虚さを表す。

 

杣(そま)を束ねる杣頭(そまがしら)だった初代の曽祖父さん(ひいじいさん)から祖父へ、そして私へと伝えられた教えやコツは他にも幾つかあるが、一緒に作業することの無い次の世代に伝えることは難しい。