今日、予約されたお客さんは三組。
一組はアメリカ人の男性二人と、アメリカ人の夫婦、それに二歳の子供を連れた台湾人の夫婦。
午後1時半頃、アメリカ人の夫婦が馬籠から歩いて来て、「今日は東京に行って泊まることにしたので、宿泊をキャンセルしたい。」と、スマホの翻訳した文を見せてきた。
キャンセルしたいと言うのに是非もない。
了解した旨伝えたら、一万円札を出して私に渡そうとしてきた。
「要らない」と言うと、それでも渡そうとするので「私の民宿ではキャンセル料は頂いていません。」と翻訳機能で伝えたら、翻訳機能で「本気ですか?」と訊いてきた。
「本気ですか?」という文を見た時、「マジですか?」という言葉が浮かんで内心ちょっと笑ってしまったが、申し訳なく思う気持ちは伝わってきた。
予約の時に「妻は妊娠中です。」と書いてあり、「妊娠中とのことだから、今日は雨で滑り易いので気をつけていくように。」と伝えると「サンキュー」と言って、笑顔で妻籠に向けて歩いて行かれた。
2時半頃、馬籠行きのバスで降りたアメリカ人男性二人が来て、部屋に荷物を置いてから、馬籠に向けて歩いて行かれた。
「今から歩いて行くと帰りは暗くなるから、バスで帰ってきた方が好い。」と教えたように、帰りは5時半過ぎの南木曽行きのバスで帰ってきた。
台湾人の一家は4時頃レンタカーで来て部屋に入った後、また車で出かけていき5時半頃帰ってきた。
夕食の前に「部屋に煙が入るからエアコンは無いか?」と訊いてきたので、無いと伝えた後、6時半から食事に出てきてもらったが、煙いと言うので部屋に食事を運んで食べてもらった。
食べ終わったところでスマホを見せ「これから犬山へ行く。」と伝えてきた。
よっぽど煙が目に染みて嫌いなのか、他に何か気に入らないことが有ったのか分からないが、7時50分頃清算して出発して行かれた。
寒いこの頃は5時前から囲炉裏に火を入れるのだが、今日は暖かいので5時半頃から火を焚き始めた。
妻は「火を焚くのが遅かったから、今日は煙いんじゃないの?」と言うが、早く火を焚いても天候の加減で煙い時があるし、煙たさの感度は人により違う気がする。
今までやってきた中で、「囲炉裏が煙たいから消してくれ。」とか、「部屋食にしてくれ。」と言った人は外国人ばかり数組いた。
今は煙りを体験することがないので慣れないこともあるだろうし、自分が煙に弱いことに気付かずに来る人も多いと思われる。
囲炉裏があってこその我が家なので、どうしたものか‥。