「冷て―ッ!」水を手にした若者が、大きな声で叫ぶのが家の前まで聞こえてくる。
役場の見知った職員が「マサ○○さん・・・お願いがあるんだけど‥。」と言ってきた。
圧力抜きで流している水を、公平性や料金的なことから、観光客に利用させるのは止めて欲しいとのこと。
職員の立場も分かるし嫌な役で来て、心苦しい思いをさせて申し訳ないので、直ぐに歩道に出していたホースを、また元のように護岸下に向けて流しておいた。
その上で、何とかこの水を使える方法はないのだろうか?
この猛暑の中、水分補給と涼んでもらうのに最適な水を、ただただ捨てて流しっぱなしにするのはいかにも惜しい。
安全で冷たい飲料水を利用できる場所が、馬籠・妻籠間に一体何カ所あるだろうか。
どうしたら利用できるのか、検討をお願いしたい。
今日は静岡県に住むオーストラリア人女性一人が居て、日本で英語の先生を一年半ほどしているとのこと。
一年半居ても、英語ばかり話しているので、日本語は上手くないというようなことを話していた。
そんなことで、いつものように伝えるのに苦労していると、7時半頃常連のHさん家族が到着。
今朝家を出て松本へ行き、美術館でゆっくり見ていたら遅くなったと言っていて、夕食時間を一時間遅れで始めてもらった。
Hさんも我が家に泊まるようになって二十年近い。
コーヒーの卸しをしていて、我が家の珈琲は殆どここで買うことが多い。
大学生の長女さんがオーストラリアに留学するそうで、長女さんに経験を積んでもらうためもあり、通訳をいきなりお願いしたのでビックリしたことだろう。
実は私が楽をしたいだけなのだが‥。
次女さんは、Hさんが来だした頃はまだ生まれていなかったのに、産まれてから毎年のように来て、今では高一。
小学生の頃、同宿した同じような家族構成の一家と仲良くなり、何年か同じ日に泊まりに来ていた。
それだけの年月、自分達が歳をとっていることを改めて思う。
今日もそうめん流しをしたが、「ここで三回目くらいかなぁ‥」と言っていて、オーストラリア人女性は初めての体験を喜んでくれていた。