我が家の忠犬ナナ。
野生動物を追い払うための忠犬として、平成21年(2009年)10月、近所に生まれて一ヶ月ほどで我が家に来た。
訓練所へ預けられた時は、1週間ほど何も食べず、訓練士さんもこうした犬は初めてで、これ以上食べなければ我が家に電話しようと思ったと言うほどきつい性格で、本当に人間臭い犬だった。
左前脚を折って座るのが決まりのポーズ。
妻と三女に洗ってもらった後、遊ばれていても文句も言わず・・。
乳がんで手術後、エリザベスカラーを付けていたのも懐かしい。
雪かきをしていると、「遊んで!遊んで!」と寄って来るので、雪かきの雪を放ってやると、あまり逃げないで雪をかぶる。
機嫌の好い時とそうでない時の差が激しく、餌をあげる妻や、可愛がっていた三女でも時々嚙まれていて、私も三回ほど嚙まれたことが有る。
14歳を越え、近年目も耳も悪くなり、猿が出て来て畑のカボチャを取っていっても全く気がつかず、ちょっとした段差も登れずに、人間では80歳位というのもうなずける
17日の夕方、パトロールに出してやった後戻って来ず、以前裏の川で戻れなくなったこともあり、川を重点的に探していて、昨日書いたように大妻籠橋まで昨日は探しに行っていた。
今日は次女のところの二十歳になる孫が、大妻籠橋から新明橋の下を橋場の方に向けて道路から探していて、川の中で動かなくなっているのを4時40分頃見つけ、私に連絡が来た。
見つけて号泣する孫を、通りかかりの外国人観光客が慰めてくれたり、30代くらいのインド系と思われる外国人は、わざわざ川に降りて、靴の濡れるのも構わず回収しようとしてくれていた。
川の中に居ると言うので、手袋やビニール袋、包むシートを等、必要と思われるものを積んで軽トラで向かっていたが、川に降りる梯子を持ってこなかったので、最短距離で行けそうなところを探して行き、包んで抱き上げて道路まで、息は切れるし足は上がらないし、途中で一度休んだが必死で道路まで上げてきた。
インド系と思われる観光客の方に、改めてお礼がしたいと思い、今日泊まるところを訊いたら「塩尻」というので、足を止めさせてしまい、膝から下がずぶ濡れなのを謝り、お礼を言って別れたが、妻籠宿泊まりならきちんとしたお礼を言いたかったが仕方ない。
後で心配してくれた観光客の方の健康と幸せを祈った。