大明神の自在鉤の縄が昨年切れていて、直さなくてはと思いながらそのまま。

 

雨降り仕事にと、持ってきて縄を綯った。

 

組み上げ。

もう一つ下の節のところで縛っても好かったのだが、縄が長かったので上に取り付け。

 

大明神に取り付け完了

 

逆光なので、反対側から。

 

鯛のアップ。

 

尻尾のアップ。

輪っこの間に針金が見える。

 

実は針金を巻き込んであるので、今度は切れない。

 

こうした自在鉤の縄は、三~四年毎に取り替えるのが好いと聞いているが、どうしても長く置いておくので切れることがある。

 

我が家の自在鉤の例で言うと、今までに二回縄が切れたことがある。

一回は使っていなくて、お客さんも誰もいない時にドンッと音がして、行ってみると鉄瓶が落ちていた。

もう一回は、お客さんが居て火を焚いている時落ちたので、鉄瓶のお湯がこぼれて「灰神楽」となったことがある。

 

それで十八年位前に、針金を編みこんでおいた。

 

本当は縄を綯う技術を伝えたり、経験を積むためにはこうしたことをしてはいけないが、安全第一ということで・・。

 

 私がまだ元気でいたら、十年か二十年後に新しい縄を奉納しよう。