一部の国民が反対や不安を持っていても、リニア新幹線は着実に進められている。

 

JR東海が事業主体で進めるのだが、工事は鉄道・運輸機構という国の機関が行うそうで、一民間会社のJRでは反対者に対する法的処置が取れないが、国の機関なら反対者や地権者を押さえ込めるというメリットがあるのだろう。

 

今日、JR東海から二名、鉄道・運輸機構から一名、工事を行う建設コンサルト会社と水質調査会社から一名ずつ、五名の方が話に来た。

 

我が家の南、1kmほどのところに「大崖」という地籍があり、明治時代の砂防施設が「大崖砂防公園」として保存されている。

 

その直ぐ近くにある私の山林に、水質検査のためのボーリング孔を設ける計画で、11月から2月一杯の四ヶ月間、10m四方を借りて機械を置き、工事をしたいとの事。

 

要するに賃貸料の交渉に来たのだが、四ヶ月で560円。

その後十年間の水質検査のため、林道からの通路と、マンホールとその周囲1m四方の借り賃が56円。

10年間で560円。

合計1,120円で契約したいという話だった。

 

単価の根拠は山林の借り賃の単価で、何箇所かのボーリング調査の地主にはもう話を進めていて、この単価で納得してもらっているとの事。

 

「貴方達が逆の立場で、100平方㍍の土地を四ヶ月貸して、それでワンコインって貴方達納得できるの?」皆頷いているが、国策として押し切るつもりのようだ。

 

 私は土建会社の責任者として、工事のための通路や資材置き場、事務所や駐車場として、地主から土地を借りる折衝をしてきた。

私は金が欲しくてごねるつもりではないが、いくらなんでもこんな単価では、協力する気は有っても話しにならない。

 

結局は判を押すことになるだろうが、政治屋どもに使う金のことを考えれば、こんなところで出し惜しみしなくても好いのに・・。

 

 

 今日は日本人で、松坂のBさんご夫婦と、友人夫婦二組の六人のお客さん。

 

Bさんご夫婦は昨年、11月17日に宿泊されていて、翌朝出立する前に本日の予約をして帰られた。

 

三組の夫婦の旦那さんが大学時代の友人で、一緒の研究室にいたのだとか。

 

最初は三人で集まっていたのだが、そのうち三夫婦で集まるようになって、三夫婦が交代で旅行幹事を務めるなかで、今回がBさんの番。

 

昨年は近隣の観光スポットを下見に来て、宿もここなら・・と、予約をして帰られたということらしい。

 

木曽節を唄ってから詩吟に出かけて、九時過ぎに帰ってきたらまだ囲炉裏端で話し込んでいたが、喜んでおられる様子で一安心。

 

今日満足されていても、もし、明日お客さんが不満に思うことがあったら何にもならない。

喜んで満足して帰っていただくために、明日まで精一杯努めよう。