今日は胡桃もぎをした。


胡桃は我が家の五平餅のタレに使うのだが、この自生している胡桃を100%使っているのが我が家の売り。


会社の仕事がまだ忙しくないというので、急遽私だけ今日から休みにしてもらったため、家の者や子供たちは夫々予定が入っていて、私一人で準備してもぎ始めた。


シートを広げ終わり、これから梯子を登って中間地点の八~十㍍位までさらに登り、竹竿で高いところの胡桃を叩き落とす。


あまりに高くなった枝は切り落とす。


地面は川原の跡なので、石だらけ。

落ちたら命に関わるので、安全帯をして慎重に登り降り。


   民宿親父の独り言


頭の上の方の胡桃を叩き落としていたら一個顔に飛んできて、避けようとしたが間に合わず右眉の上に当たった。


痛かったので、携帯の自分撮りで撮ってみたら、当たった右眉の上が赤くなっている。


   民宿親父の独り言


 胡桃は沢胡桃でも姫胡桃の方なのだが、栽培している木でなく、自生している木なので一本一本実の形が違う。


この木のは大きめで尖っている。


   民宿親父の独り言


なんでか知らないが、シートの上にアマガエルが・・。


   民宿親父の独り言

一匹ばかりでなく、小さなカエルが五匹ほどいたが、なぜ広げたシートの上に登りたがるのか分からない。


 用事を終えた妻と長女が、午後から手伝いに来てくれた。


   民宿親父の独り言


下からも竹竿で叩き落とすのだが、上を向いて、竹のしなりを利用して狙った実を落とすのは容易ではない。


   民宿親父の独り言


シートの上に落とした実を集め、袋に入れる長女。


   民宿親父の独り言


胡桃は100m位の間に十本生えていて、軽トラックまで一番近い木から100メートルほど。


三本ほど採ったところで5時を過ぎたので、詰めた袋を担ぎ上げて、軽トラに乗せ家まで運んできた。


今日の成果は肥料の袋で六袋ほど。


   民宿親父の独り言


明日は成りの良い三本ほどを採るつもり。

ほとんど成っていない木は、シートを移動したり木に登っても、効率が悪いので今年は採らない。


明日の分も含め、なんとか一年分は確保できそう。


明日採り終わったら囲いを作って、ネズミに引かれないようにして、一ヶ月掛けて果肉を腐らせ、水洗いしてから毎日天日乾燥。

天気の良い日は出し、夕方引っ込め、雨が降ってくれば慌てて引っ込め・・そんな繰り返しを一ヶ月以上。


自然のものには生り年(なりどし)が有り、成らない年は全く成らない。

我が家では二~三年前のものを使って、成らない年に備えているため、よく乾燥させてないと、中の身が変質してしまう。


そうして貯蔵した胡桃を出してきて、割って身を取り出しすって、すったゴマと合わせ、醤油・砂糖・味醂・酒で味付けして、やっと五平餅のタレができる。


胡桃をスーパーで買ってくればどんなに楽なことか・・。

しかし、栽培物とは風味が違うので、自生している胡桃にこだわる所以である。