今日は午前10時から詩吟会員の葬儀。


依頼はないが、弔吟を頼まれたら対応しなくてはと思い、即興的に「和歌もどき」をつくって符付けしていたら遅くなり、斎場には十五分前に着いた。


いつもなら弔吟に、内柴御風の「なき人を」と本宮三香の「哀悼の詩」を続けて吟詠する。


今回の故人は神道で、詩の中の黄泉・薫香といった言葉は仏教の言葉であり、そぐわないと思ったのが自作を用意した理由。


斎場の進行の中で弔辞もなく、弔吟をするような流れでなかったので、葬儀の後出棺する棺の中に入れてくれるよう書いたものを渡してきた。


遺言というほどでなくても、詩吟の会員は自分が亡くなったら、最後は詩吟で送って欲しいと家族に言っておくべきかな・・。



 葬儀後、やはり詩吟の会員でウチョウランを育てている方がいて、斎場すぐ近くの道の駅で展示会をやっているというので観て来た。


私は良くわからないが、可憐な花で夫々花が違うところが好いのだろう。



 帰ってきたら大垣市の方からお菓子が届いていた。


十七日に泊まられたご夫婦のお客さんからだった


http://ameblo.jp/koosinzuka/entry-11554705386.html


こちらは商売でお金を頂いてお泊めしているのに、喜んで感謝の心を形にして送って下さることに恐縮してしまう。




 午後から草刈りをしようとしたら結構強い雨が降ってきて、家の中で片付けなどをしていると止んでくる。

また出ようとすると降ってくるの繰り返しに、しょうがないので合羽を着て予定の土地の範囲を終えた。


草に埋もれていたササユリも、周りがすっきりして気持ちよさそう。



   民宿親父の独り言

 常連客のTからメールが来た。

大阪に出張できていて、泊まっているホテルの近くに我が家の常連客Uさんの家があるのを思い出し、Uさんに電話したら懐かしがって喜んでいたと言う内容だった。



TとUさんは我が家で同宿したことが縁で、年賀状をやり取りしたりしていて、TがUさんの家に泊めてもらった事もあるようだ。


私もここしばらくUさんご夫婦が来られないので心配していたが、旦那さんは心臓の手術をし、奥さんは腰の手術をしたので家から出られないのだという。


我が家の常連さんたちは、故郷のような感覚で「ただいま!」と“帰ってきて”くれるし、私も「お帰り!」と迎える。

常連さん同士も、親戚みたいになっている。


 

 夜は和智埜神社の役員会。


七月二十三・二十四日のお祭りについて、役割分担や進行の話し合い。


私は昨年に引き続いて、今年も注連縄係が大きな仕事。


三㍍から五㍍前後の注連縄を五本なうのだが、役員の中でそれだけ大きな注連縄をなえる人が居ないので、私の仕事となっている。


他には御神輿がお宮を出入りするとき、急な階段を昇り降りするのでロープをつけて皆で引くのだが、そのロープを神輿に縛り付ける役。


万一ロープが外れたら神輿が階段から落ちることになる。

担ぎ手に死傷者が出ることも考えられるので、縛り付ける時本当に気を使う。


細かな役は他にもあるが、その二つだけは責任を果たさなければならない。


四十代で担ぐ人も珍しいのに、五十過ぎまで神輿を担いでいたが、役の重い荷は早く降ろしたいものだ。