今日は諏訪市の「岳風記念館」において、25年度第一回県連合会研究指導部会があった。
七時少し前に出て256号線を東進、四十分ほどで飯田山本インターに入った。
一時間ほどで諏訪インターを出て、九時近くに地蔵寺の横の駐車場に到着。
九時過ぎには記念館について、岳風先生ご夫妻の仏壇に手を合わせる。
研修会場で先生方や吟友に挨拶をしていると、開会の九時半。
濵岳優記念館館長を講師に、今回は来年度の全国優秀吟者吟道大会の、課題吟の勉強会。
先ず漢詩六題、続いて和歌六題、合吟課題吟六題の勉強をしたが、吟者は予選会に於いて審査員を務める県下各会の会長先生。
誰がどの課題吟を吟ずるのか知らされていないようで、指名されて吟詠するのに戸惑っている先生が多かった。
合吟コンクールの課題吟の中に「農を憫れむ(のうをあわれむ)」という五言絶句があり、他の方が吟詠された。
ひとしきり説明されていた濵先生が「これを学院のCDに吹き込んだ○○さんがいるから、模範吟をやってもらおう!○○さん!」と、私に突然の指名。
吹き込みは平成19年だったので、忘れてしまっている。
何とか間違えないように吟じ終えたが、動揺していたので呼吸が浅く、承句と結句の最後が苦しくて引きがうまくできなかった。
普段の練習不足が表れてしまって、恥ずかしい限りだった。
昼食休憩の四十五分間を挟んで、課題吟の勉強は三時少し前に終わり、前回の俳句吟の勉強の続きを行った。
俳句吟は言葉に忠実な読みが求められ、速さや引きの長さ、節の長さや早さなどを意識して詠ずる必要があり、そういった点で濵先生の吟詠も変化している。
「長いこと詩吟をやってきたが、この年になってもまだまだ発見や気付くことがある!」と先生は仰っていたが、実際に変化を間近で見られるこは勉強になった。
夫々忙しい先生ばかりなので、少し時間を早めて二時半に閉会となった。
三時前に記念館を出て、帰りは伊那インターから権兵衛トンネルを通って、19号線を南下し途中休憩を多めに取りながら、五時半頃頃帰った。
妻が我が家の夕食の支度をしていた六時五十分頃、観光案内所からお客さん三人の手配があった。
今日はお客さんがいないので、慌てて支度をして迎える準備。
七時過ぎにお客さんがタクシーで来るのと入れ替わりに、私は詩吟の理事会に出かけ九時過ぎに帰ってきたら、囲炉裏の周りで妻が話をしている。
妻と入れ替わりに、今度は私が話すのだが、相手はオーストラリア人女性。
知っている英語の単語の羅列だけで、それで解らなければ「ごめんなさい!」である。
いつものように木曽節を唄ったが、言葉の意味はわからなものの、喜んでいくれていることはわかる。
明日は朝食を八時に食べ、妻籠から馬籠まで歩くというが、明日の夜の宿泊場所を決めていないようだ。
無計画に行き当たりばったりで宿を決めるのも、旅の仕方として面白いのかもしれないが、私は泊まる場所くらい決めておかないと心配な性格。
七時近くになって受け入れてくれる宿が、明日もあるかどうか・・。
三人のオーストラリア人女性の幸運を祈る。