一昨日の朝、田へ行くと田の周りを張り巡らした電機牧柵の線が強い力で引っ張られたとみえてたるんでいる。


 ぐるりと調べて回るともう一箇所たるんでいた。


猪の仕業である。


今、田の稲が実り、段々重くなって穂が垂れ始めている。

稲の穂を猪は田の中をぐるぐる回りながら、穂の部分だけを歯の間で“すっこく”ように食べる。

 食べられる被害も大きいが、稲を田のドロの中に踏み込んで収穫できないようにしてしまうし、稲刈り作業に機械が使えなくなってしまう。


そうした被害を防ぐ為、電気を通した紐を張り巡らしてある。

入ろうとして感電し、驚いて中に入らずに退散したものと思われる。

そうした体験を猪が何回もすると、慣れてしまうのではないか・・。

今晩のように、雨が降っている夜は、気配を消して人里に近づけるので、今晩も危ないと心配している。