今朝、八時から九時までの予定で、南木曽町 町内一斉清掃作業があった。

道路や自然歩道のゴミ拾いをするのだが、大妻籠区は馬籠峠の一石(いちこく)入り口から大妻籠までの区間の担当で、峠側から拾いながら下ってくる。

 本当に沢山のゴミが捨てられている。

なかでも河原の石の間に、肥料の空き袋が一杯になるほどまとめて捨てられていた。

多分、団体で歩かれた方が河原でお昼を食べ、そのゴミを皆で捨てていかれたのだろう。

〔赤信号、皆で渡れば怖くない〕という言葉を真に受ける人も居るが、皆で捨てて置いて行こうと誰かが言った時に、「いや、持ち帰ろうよ・・。せめてゴミ箱のあるところまで持って行こうよ!」と言う人が誰も居なかったのか・・。

   ・・・ 残念である ・・・。


 そうやって拾いながら雄滝・雌滝の山側を通る遊歩道を歩いていると、朽木(くちき)からサワラの木が二本、生えているところがある。

数年前から気がついていた。

大きくなり、寿命を終えた木は倒れ、その朽ちた木を養分に若木が育っていく・・。

まさしく自然の摂理そのものの姿だと思いながら見ている。




     民宿親父の独り言




     民宿親父の独り言


 八時四十分頃作業は終わり、大慌てで支度をして出かけた。

今日は町内に於いて、「松本深志岳風会 木曽部会総会及び春季吟詠審査会」が九時集合で行なわれたのだ。

 準備をして十時から総会を行い、昼食後一時から審査会。

十人ほどの子供さんから九十歳を超える人まで、大桑村から中津川市まで、八十名ほどの会員が吟じた。

ほとんどの人が教本を持たないで吟詠するので、詩を忘れたりしてつかえた人も居たが皆最後まで吟じきった。

 入会後、半年以上経たないと受審資格が無いので審査ではないが、入会後一ヶ月経たない若者が飛び入りで吟じて、吟はまだ形になっていないものの、皆の期待の拍手をもらっていた。


 三時半ごろ片付けも終わり、解散。

五月に石川県に行かなくてはならないので、電車の切符を買って四時過ぎに帰宅。

着替えて筍掘り。タラの芽も採ったが、昨日の寒さでタラの芽が凍みたのか、黒ずんでおかしくなっていた。

 夕食後、七時半から公民館の役員会に出席。

大妻籠区では区選出で、体育部と文化部に一名づつ役員を出しているが、今年その当番が私に回ってきた。

 「日本で一番最初の公民館」といわれている妻籠公民館の活動は、若い人たちが主体になってやってくれている。

私はまだ朽木ではないが二年間の任期中、若い衆の邪魔や足を引っ張らないように活動を助けてやっていこうと思っている。