座す。 | 徒然コオロギ庵~旅する似顔絵師~

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一年の半分を旅に過ごす似顔絵師コオロギの日々の雑記。趣味の古墳巡り&地質巡り&車中泊アレコレetc徒然とだらだらと書き尽くします

昨晩

晩御飯食べながら見ていた

プレバト俳句査定。

芸能人の皆様の俳句を

俳人の夏井いつき先生がバッサバッサと

査定&修正していく痛快番組です爆笑


俳句好きにとっては

かなり勉強になる番組でもありますラブラブ


昨晩唸った一句

紅葉のお題で柴田理恵さんが作った句紅葉


高僧も無明の吾(ア)もまた紅葉愛で


紅葉の名所、比叡山延暦寺を開山した最澄も
凡人である無明の吾の私も
時代を経て同じように
この比叡山の紅葉を愛でている


という句。

難しい言葉を使うけど

その言葉に負けない深みある世界観の

柴田さんの句、好きですラブ


しかし、

これを夏井先生が手直しすると


高僧も無明の吾(ワレ)も紅葉に座す


いやぁ、、震えましたラブラブラブ

『座す』

この言葉に変えるだけで


古刹延暦寺の格式、静けさ、

まるで最澄が平安の世から変わらず

そこに座しているかのような空気感まで

伝わってきますよねウインク


そして勝手に考察を深めれば

座す

漢語的な強さ、重みだけでなく

ザ行+サ行の音が

境内の古木の枝、葉が風に揺れ、擦れる音、

はたまた

乾いた落ち葉を踏む足音まで連想させる

よね照れ!?



なっちゃん、、すごいわ笑い泣きラブラブ

※人それぞれ好き嫌いはあるかと思いますが(笑)


俳句を生業としている夏井先生、

どれだけの言葉と向き合ってきたんだろう。


世界を17音で切り取る感性

それを表現する無数の言葉


言葉の持つ意味だけでなく

母音、子音の響きまで


夏井先生の中に

どんな世界が詰まってるんだろえー??

どんな風に世界を感じているんだろう照れ??


読みかけの本、

新海誠さんの小説じゃないけど

言の葉の庭

に生きているんだろうなぁ。


先日読み終えた本、

恩田陸さんの

『蜂蜜と遠雷』

の中の出てきた表現

世界は音楽で溢れている。

音楽家は

無数の音を感じて生きてるのかなぁルンルン


色んな表現者の中に広がっている世界を

覗いてみたいなぁ。。チューキラキラ


表現者のはしくれニヤリ!?

似顔絵師は??

・・・・??

世界は無数の顔で溢れている!???


なんか、怖いなガーンガーンガーン

実際、イベント仕事の後など

いろんなものが顔に見えて

ちょっとしたパニックになることもあります

(笑)


しいていえば

無数の表情で溢れている、、ってとこかな爆笑


そんなことを考えながら

東へ向かって走ってます。


途中のサービスエリアの紅葉が綺麗。




桜の時期もだけど

サービスエリアって

意外と花見&紅葉スポットなのよねウインク上差し