武蔵野 | 徒然コオロギ庵~旅する似顔絵師~

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一年の半分を旅に過ごす似顔絵師コオロギの日々の雑記。趣味の古墳巡り&地質巡り&車中泊アレコレetc徒然とだらだらと書き尽くします

『武蔵野』


なんでしょうね、


この言葉を聞くと


胸が高鳴る


ような


胸がざわめくような


郷愁というか



緑もりもりの森ではなく


枯れた木々の間を冷たい風が吹き抜けて


胸の中まで吹き抜けていくような


冷たいようで暖かい


寂しいようで優しい



うまく言葉にできない言葉(笑)



個人的なイメージですが。





この前の東京出張のとき


ようやく武蔵野国分寺跡に行きました。



近いとこほど後回しにしちゃうもんで。



ようやくのようやく。




国分寺の立地には珍しく

(私が訪れた中ではね)


段丘崖すぐ下の湧き水豊富なとこにありました。



跡地に復元された国分寺のシンボル七重の塔。






赤っ!

何分の一かのサイズです。






こちらが七重の塔の建っていたところ。


礎石もありますね。






まだまだ発掘調査途中で


じわじわと史跡公園として整備されつつあるそうです。



すぐ近くにある国分尼寺跡。









国分尼寺跡の方は綺麗な公園として整備されてました。






国分尼寺の礎石。


多摩川から運んできたチャートという種類の石だそうです。




近くに資料館もあり、


優しそうなボランティアのおじさんがいろいろ解説してくれました。


なぜか


『これ見て!!』


と宇宙ステーションで生まれた宇宙メダカの水槽を勧められましたが(笑)




全国の国分寺の中では


市をあげて発掘調査や整備にお金をかけてる感じがしました。



そして何より、


市民の憩いの場(?)として生活に溶け込んでるのがいいなぁと。



講堂跡に腰掛けてDSしてる少年たち


とか、


公園にいる猫たちに


『久し振りだねー』


と声をかけてる女子中学生


とか



遺跡脇に植えられたら生け垣の下を掘っている5才くらいの少年なんかもいました。


遺跡を掘ってるのか、


宝物を隠そうとしているのか、


一生懸命掘ってて、


目が合うと、



『見られたっ(;゚д゚)』


みたいな表情されました(笑)







近くには古代の幹線道路『東山道武蔵野路』を再現している歩道もあり、


小1時間くらい古代を感じながら散策したいなー、



というときには

(そんな気分になることもなかなかないだろうけど( -_-))


ちょうどいいとこだよ。




ああ、そうか


国木田独歩の『武蔵野』のイメージなのか。



独歩。

独り歩く、、つぅ( -_-)




また、春になったら歩きに行こうかな。