閑さや 岩にしみ入る 蝉の声
芭蕉
この句が詠まれた山寺へ行ってきました。
何年ぶりかな?
むき出した奇岩と、晩夏の鮮やかな緑の木々の隙間をぬうように山寺奥の院へと続く石段。
久々に登ったら、足がくがく(*_*)
汗だくだく。
この句が納められているという『蝉塚』
山寺は芭蕉の句で有名になったけど、
もともと仏教の修行の場であったそうです。
そして、
塚の前にある小さな石仏。
これが山寺の石段沿いに無数にあります。
苔むしているもの、
新しいもの。
どれもひとつひとつが誰かの命なりけり。
そして故人を想う心なりけり。
なんて感じました。
芭蕉の句碑よりも、これらの石仏の方が妙に印象深かったです。
芭蕉の句の『蝉』は、
昔、芭蕉が仕えていた人の俳号が『蝉吟さん』だったそうで、
蝉の声に昔の主を想い偲んでいたのでは?という解釈があります。
無数の石仏と、
それを覆うように剥き出す奇岩。
ただの無機質な石じゃないのねー。
そんなことを想う愛車テントむしの晩夏の旅。
少しずつ日記書くね。
旅の車中、、
コインランドリーで洗った服。
1枚1枚が1日ナリケリ(*_*)。
つづく。