大晦日に書いた日記、『2010年を振り替えるのもままならい事態』
以下、ハプニング詳細です。
ちょっと長いけど、よかったら読んでください。
大晦日を丹後半島日本海の旅館に泊まり、温泉&カニざんまいな年越し!
『還暦の歳はゆっくり旅館で年越したい』
という母の還暦願い最終章。
12/31出発。
13:20京都発丹後行きのバス、、。
ええ。荒れ狂う大雪。
京都駅の段階ですでに10cmの積雪。
出発時間になっても来ないバス。
出発時間を少し遅れて出発したうえ、
雪の積もった京都市内をとろとろ走るバス。
京都市内から丹波にむかうに連れ強まる雪。
真っ白な車窓。
普段乗り物に乗るといつも爆睡する母も心配で起きている。
ますます強まる雪。
運転手や乗務員がしきりにどこかと電話連絡。
『通行止めですか』
かすかに聞こえてくる会話。
会話に耳を傾ける乗客。
電話を終えてマイクをとる乗務員。
『えー、ただいま連絡が入りまして、舞鶴自動車道が通行止めとのことですので、一般道を走りまして、舞鶴から宮津へ参ります。』
大きく遠回り。
電車じゃないから途中で降りて引き返すこともできず、運命は天と運転手に託すのみ。
何日か前から『年末年始は天候が荒れる』との予報が出てたので、
『バスに閉じ込められるかもしれないから、非常食にチョコレートとお菓子持っていこ~。』
と、あらかじめ準備してた食料をつまみ、
暇潰しに持ってきていたDSで遊ぶ母。
私は浅田次郎さんの小説『中原の虹』最終巻を読む。
下道&遠回り&徐行運転で3時間送れで宮津駅到着。
旅館でのんびり見ようと思っていた紅白歌合戦もすでに始まっている。。
あとは北近畿タンゴ鉄道に乗り換えて旅館へ!
駅へ駆け込んで案内板を見ると、、、
遅延(苦笑)
『踏切で電車とバスが衝突し、復旧の目処が立ちません』
とのこと。。
もしや駅で年越し??
頭をよぎる最悪の事態。
カニプリーズ!
温泉プリーズ!
紅白歌合戦プリーズ!
駅で待っていても寒いので、
一縷の望みを託し、いつ動くかわからない電車内で待機。
約1時間後、とりあえず1駅進む。
停止。
しばらくして2駅進む。
また停止。
しばらくして1駅進む。
大雪のなかを1駅ずつ着実に進むローカル線。。
がしかし、、
『この先は、バスによる振り替え輸送を行います』
とのこと。
ますます強まる雪。
小野小町ゆかりの真っ暗な丹後の駅でバス待ち。
そしてまたノロノロバス地獄。
持ってきた小説も読破。。
結局、、予定より6時間遅れで旅館到着。
夜10:30(笑)
紅白歌合戦も終盤じゃないか!
まぁ、なんとか年越しは暖かい旅館で迎えられると一安心。
やっとこさ暖かいお部屋でお目当てのカニざんまい!!
ビールで乾杯!
も、、つかの間(笑)
母の様子が変!
トイレに立とうとするもめまいがして立てない!
『気持ちが悪い』
長旅の疲れとビールの酔いと、、
まさかの、
めいっこから染ったと思われる感染性胃炎(胃にくる風邪?)がこのタイミングで発症!!
はるばる雪道を9時間かけて食べにやってきた大好物のカニを、、
無念の嘔吐(泣)
『もう寝るわ』
温泉も入らず眠る母。
1人で残りのカニをつまむ私。。。
気付けば、、年も変わって元旦に。。(笑)
そんな年越しでした~。
あははは~。
もう笑うしかないよね。
中国の清朝末期を舞台にした小説『中原の虹』。
天命に逆らえず、貧しさに負ける人々が吐くセリフ、、
『没法子(メイファーズ)。』※(意)しょうがない
まさに、
没法子な年越しでした。
翌日は天橋立へ。
雪の積もった天橋立がきれいだったから、
まぁいいわ。
それにしても今回の年末の大雪、、大変だったねぇ。
我々の没法子なんか、笑い話で済む範囲だわ~。