経済競争が激しさを増し
平気で他人を蹴落とすようになった日本社会で
豊かさを矜持し続けるのは、容易いことではない。
必死でレールを外れないよう、頑張って列車にしがみついても、
結局は皆が皆、同じ目的地までたどり着くことはできず
どこかで力尽きて振り落とされる。
力尽きた後で、頑張っても報われないとわかった後で、
まだ何かを頑張るエネルギーが容易に満ちるはずがない
そんなときは
レールを外れてみたっていいじゃないか
そこに別の世界を見つけたら
しばらく休憩したっていい
居心地がよければ
しばらくそこに居ればいい
ずっとそこに居たっていい
そうして自分の心の声に耳を傾けるうち
何かが変わることがある
自分が変わることもある
お金は大事だけどすべてじゃない
この居心地のよさ
『独立国家のつくりかた』の坂口恭平さんに通ずるところがあるように思う
貨幣経済の出現は確かに生活を便利にした
余暇を生み、文明を発達させた
けれど行き過ぎたその先で
社会を狂わせ、人間の生活を狂わせ、
人間そのものを狂わせた
行き過ぎた資本主義の成れの果て
人にはいろんな欲があるけど
やっぱり最後は
誰かに必要とされたいんじゃないかな
誰かに必要としてもらえることが
しあわせにつながるような気がする