読みながら何度も涙が出そうになった。
精神化病院が世界一多く日本に存在するというのは、
寿命が長く、高齢化が進んでいるせいばかりではないのかもしれない
この国の構造が、そういう仕組みになっているのだ。
その構造を作り上げたのは、現場を知らないで語る政治家であったり、
場合によっては世論だったりする。
その世論は、根深い何かによって作られている。(P.100)
経済を優先し、効率を求めた結果、効率的な駒にはならない人を
社会の中にある箱に隔離した。(P.191)
採算性と効率といった経済合理性の名の下に生まれた確証バイアス
無意識に、自分がそうだと思っている情報だけを集め、反対する意見を無視することによって生じる偏り
この国は偏りだらけだ
ちょうど今日、テレビでよしもとばななが
「自分の生だと思い込んでいる問題は、実は自分の外に問題であって
自分ではどうにもできないことだと、30代の人に伝えたかった」
と言っていた。
元国際協力機構隊員の前田真吾さんは
「アフリカ・セネガルは、ある種、日本よりもセーフティ・ネットがしっかりしている」
という新聞記事もある
雇用の問題、ホームレスの問題、精神障害の問題
すべては日本の権力者と、匿名化した世論が作り上げてきた構造の問題だと思える。
生きづらさを抱えながら試行錯誤した著者が
現場に出ることで見出した希望と仲間
マザー・テレサは、日本の貧困を目にして
「あなたの国をどうにかしなさい」と言われた
それを本当に実践している人がいるのだ
日本にもマザーの家ができたのだ。
この本は
買って誰かに手渡したい