筆者や原水協の調査団は、確かに

日本で原発事故があったから、やっとロンゲラップ島を訪れた

そして私も

原発事故があったから、この本を手にした


それまで

島の人たちのことを考えた人が世界に何人いただろう


被曝したロンゲラップの住人を前にすれば

どんな言葉も、軽い

東北の被災者を前にしても同じことだ

しかし被曝は決して他人事ではない

日本列島の汚染は、なお進行形である


放射能雪は日本にも降っていた

読みながら、

『プロメテウスの罠』の放射能が降った場面が重なる


被曝量を知りたい

米国はデータを持っていても

決して出さないだろう


そして日本も

米国にデータを提供するのだろうか

経済経済経済

科学者も金

政治家も金

どこまで欲望が肥大するのだろう

理解できない


各地で証言活動を通して訴え続けたとおり

ロンゲラップ島の人々は私たちの鏡だ


原発も原爆も核なのだ

違いなどない

このまま核の世界が続けば

汚染が広がり

人が住めない場所が増えていくだけだ


ビキニ水爆実験はアメリカが行った核実験だから

島民はどうすることもできなかったが

原発の稼動は、

日本国民が自ら選択したことになる


冗談じゃない!!

しかし果たして

命より経済優先を謳う人々の号令に従って行進する日本人に

それを止める事ができるのだろうか・・・