副題は「心理療法と村上春樹の世界」


村上春樹自身が、小説を書くことは自己治療的なものであると明言しているという。


彼自身、小説を書くことでセルフカウンセリングをしており、

読者はそれを追体験していると言うことなのだろうか。


私にとっての村上作品は、

短編はわけがわからない内に終わってしまい、

読み終えた後、内容も良く覚えていないことが多かった。

長編には引き込まれ、読み進むほどに、先を読みたい衝動に駆られたものだ。

それが一種のカウンセリング効果をもたらしたかどうかについては

自覚はなく、不明である。


ちょうど深夜、

ショパンのバラード1番によって癒された人たちという内容のドキュメンタリーを放送していたのだが

その中で重要な『不協和音』というものが

村上作品と共通しているのも決して偶然ではないだろう


小説によって救われる者もあれば

音楽によって救われる者もある


ただ、

思春期が暴力と性と死と切り離せないとしたら

確かに、

直接かかわる親や教師に限らず、

本やマンガやなどを媒介として子供とかかわる環境にある大人も含め、

何をすべきか

何ができるか

もっと考える必要がある