良心と哲学を持った学者と感じました
だからこそ、任を解かれたのでしょうか
そして、これが著された2011年の12月以降
著者の懸念は現実のものとなり、
「地元の了解」も「国民の納得」も得られず、信頼を獲得しているとは思えない権力者の間には
「根拠のない楽天的空気」が流れています
あたかも「安全」を口にしていた彼らは
それを聞く国民をも差し置いて、
強力な「自己催眠」にかかってしまっているようです
ここに書いてある「確立値の恣意的評価」の問題も
リスクマネジメントも社会的費用や社会心理的コストについても
彼らは耳を閉ざし、あたかも存在しないもののように
考えもしなければ直視することもありません
こうした立派な学者の声さえないものとされてしまうこの国で
名もなき市民の声など届くはずもなく
できることなど何もないのでしょう
哲学のないこの国に、塗る薬はあるのでしょうか
氏のほかの著書も読みたいと思いました。