川口氏の母国愛が伝わってきました。
遥かドイツで、日本や日本人が理解されていないことがもどかしく
時にはいらだたしく、反論したいこともたくさんあるのかもしれません。
物理的な距離は大きい。やはり遠い国なんだなぁと感じました。
中国・韓国・北朝鮮も、日本も、所詮ドイツにとっては遠くの国なんですよね。
だから広く一般には、正確な知識がなくとも困らない間は、積極的に知ろうと努力することがなくても
何も不思議じゃない
でも、原発事故はそうじゃなかったのだろう。
遠くヨーロッパでも、北半球は無関係ではいられない問題なのだから。
災難がわが身に降りかかるとなれば、問題は別だ。
最悪の可能性を想定し、用心深く慎重なのが、本来の姿なのだろう。
日本との温度差を感じた著者は、ドイツ側が大げさ過ぎると切って捨てたが、
実際、当時はドイツ気象台の放射能情報を見ていた私自身は
「直ちに影響はありません」と、情報を出さなかったこの国より、余程信頼に足ると思うし、
国以前に、こと自分自身の健康にかかわることなので、ドイツの報道を批判し、日本の現状を安易に判断する前に、アメリカやロシアや、他国の情報にも触れ、総合的に判断したほうがいいように思う。
とにかく、自国の情報が信用できなくなったこの国では、
限られた視野の中で一方通行な情報を鵜呑みにするのでなく、ワールドワイドに情報をかき集め、
他国からどう見られているかということも知るべきである。
そのための言語能力が欲しい。
尖閣について、中国がアメリカでも新聞紙上に広告を出していると、以前何かで読んだ覚えがあるが、
ドイツでもしていると言うことは、世界各国で同じことをしているのだろう。
企業契約もそうだが、中国は巧い。
というか、日本が無策すぎるのかもしれない。
各国間の関係が、所詮お金の付き合いなら、
駐独大使を始め、もっと情報発信に人とお金を費やさなければ、
小さな国は、いつか誰の目にも留まらなくなってしまう。
中国・韓国製品が日本製品に替わって世界の市場を占めるまでに、
そう時間は、かからなかった
せっかくの技術も、営業しなけりゃ意味がない。
今、日本の企業には多くの外国人が働くようになっている
日本の技術は、確実に他国に迫られている。
いつ持っていかれちゃうかわからない。
さらに中国は、かなり早くからアフリカにも進出していて、
日本は完全に出遅れているらしい。
日本も、もっともっと発信が必要なのは確かだろう
雅子様に対する思いのほかは、あまり共感できるところはない。書かれたものを読んですっきりする人や、はっきり物を言い切る著者をあっぱれと評価する人もいるのだろうが・・・