再掲 いつカク 21

「サイドカー」

 

 

このカクテルも俺のオリジナルカクテルではありませんが、

 

思い入れの深いカクテルなので、ご紹介させて戴きます。

 

「いつ夕」では、松山さんと一矢が出逢ったロンドンのホテルのBARが、

 

即ち、「サヴォイ」ですね。

 

そして、再会の場が、銀座の「クール」で、

 

松山さんもよく通っていたという設定にしました。

 

 

「サイドカー」については、「いつ夕」に記している通りですね。

 

俺にとっては、「はなむけ」のカクテルであり、

 

「お帰りなさい」「ねぎらい」「お祝い」であり、

 

「サイドカー」で送り、

 

「サイドカー」で迎える、

 

古川さんの粋な はからい、もてなし、と、解釈しています。

 

パリの「ハリーズ・バー」で、旅の〆として、「サイドカー」を飲み、

 

「帰国したら、古川さんのサイドカーを飲もう」と決めていたこともあり、

 

とても嬉しかったです。

 

所謂、「相抜け」的な喜びでもありました。\(^o^)/

 

古川さんが、無言で、流れるような動作で、「サイドカー」をつくり、

 

少し、悪戯っぽい笑みを浮かべながら、自然に、さりげなく、あたりまえのように、

 

スッ、と、差し出してくださった情景は心に焼き付いています。

 

「サイドカー」

 

 

古川さんが俺につくってくださった「サイドカー」は、

 

ヘネシー ☆☆☆ とコアントロー、レモンジュース、でした。

 

俺も、基本、その内容で、おつくりさせて戴いています。

 

(たまに、クールボアジェで、つくることもありますが)

 

このカクテルの註文を戴く度に、

 

古川さんのことを想い浮かべられる。

 

あの感動が心に蘇る。

 

有難く、嬉しいです。

 

いつまでも心に残る貴重な体験をさせて戴きました。(*^_^*)

 

ありがとうございます。

 

 

日日好日

 

そして、

 

 

暁をまちながら