KANO 観劇
先日、愛媛県 東温市にある「坊っちゃん劇場」で、
「KANO(カノウ)」を観劇しました。
劇題を見て、まず「KANO(カノウ)」ってなーに?と、思ったのですが、
(このアルファベット表記、俺は三王なので、SANOU、
と、したいトコロなのですが、OにUをつけられない?ようで、
子供の頃、それじゃあ、SANO、サノに読めてしまう、と戸惑いました。
SAN-OU、とか見て読める表記ルール?を提案する次第です)
台湾の「嘉義農林学校」の略称「嘉農(かのう)」のことだったんですね。
何でまた台湾の学校の話を?と、調べてみると、
物語の主人公である、近藤兵太郎さんは、松山市出身で、
(小学校は、我が母校、味酒小学校の前身でした)
松山商業、新田高校の野球部とも深く関わった人なのだと知りました。
(後に同級生の友たちに近藤さんの話をすると、
新田高校野球部出身の友は知っていました。映画も観たそうです)
物語は、近藤さんが日本統治下の台湾の「嘉農」に赴任し、
漢人、原住民族、日本人からなる野球部を率い、
数々の問題を抱えながらも、
1931年に甲子園大会初出場、決勝戦出場を果たす、
と、いうものですが、当時の状況、住民の思い、
それぞれの選手たち、その家族の思い、近藤さんと家族の思い、
と、日本統治下の台湾の状況と、
登場人物のそれぞれの思いを丁寧に描いていると感じられました。
役者さんたちの熱演好演も素晴らしいです。
不可能と云われることを可能にしてゆく、
ということも題名には込められているのかもしれません。
今回も、音響担当の友と観劇できたのですが、
音響のみならず舞台装置や演出などのことについても話が聞けて、
改めて一つの舞台をつくることの大変さを知ることもできました。
題材が、野球、勝敗を決めるスポーツですから、
一般的には、勝つ、という結果を出さなければならないのでしょうが、
「笑顔で楽しむ」ということも描いてくださって、嬉しかったです。
観劇の後は、友とのんびり温泉に浸かり、
友オススメの焼鳥屋さんで、旨い焼鳥に舌鼓をうちながらビールを飲み、
河岸をかえて、「ぞーな」のノリさんの美味しい料理を堪能し、
何から何まで笑顔で楽しめた、大満足の一日でした。
ありがとうございます。
皆さん、是非、「KANO」を御覧ください。
よろしくお願いします。
日日好日