The Original 42

 

桃乃小町      MOMONO‐KOMACHI

 
 

このカクテルは、Kool のメニューに載せていません。

 

まあ、単純な発想なのですが、

 

「ランディ・キャンディ」の日本酒版を創ったら美味しいだろーな、と。

 

「ランディ・キャンディ」については下掲の記事を御参照ください。↓

 

 

 

 

なんてったって、オリジナルカクテル第一号ですから、

 

思い入れも深いのです。

 

 

「桃乃小町」  MOMONO-KOMACHI

 

 

日本酒、ピーチ・リキュール、カルピス、レモンジュース、

 

グレナデンシロップ、ソーダ

 

 

と、創ってみて、さて、名前は?

 

桃のカクテルで、和風な名前かあ……。

 

可愛らしい名前にしたいなあ……。

 

で、「桃乃小町」と。

 

もちろん、小野小町を意識しました。

 

 

小野小町さん。

 

子供の頃に「世界三大美女」とゆーことで、

 

クレオパトラ、楊貴妃、そして、小野小町、

 

と、知り、何と、日本の女性が世界三大美女の一人なんだー!

 

と、思っていましたが、

 

調べてみると、これは日本だけのよーですね。

 

海外では、ヘレネー(トロイア戦争のきっかけになった美女)を、

 

挙げるようです。

 

クレオパトラ、楊貴妃、ヘレネー、とくれば、

 

「傾国の美女」ですから、その影響力を思えば、まあ納得ですが、

 

小町さんは、歌人。

 

日本代表の小町さんは、国を傾けていない。戦と関りがないのです。

 

この辺り、日本人が独自に小町さんを推したとしても、

 

意味の意義のある選出だと思うのです。

 

日本の歴史でも、美女と云えば、

 

卑弥呼、滝夜叉姫(将門の娘)、巴御前、静御前、お市の方、お茶茶……、

 

と、いるのでしょうが、戦に纏わる女性が多い。

 

しかし、小町さんは、平安時代の歌人で、

 

しかも謎多き女性(他の皆さんも謎多きですが)なのです。

 

 

百人一首の、

 

「花の色は 移りにけりな いたづらに 

 

我が身世にふる ながめしまに」

 

が、有名のようですが、

 

今回、小町さんの歌を何首か眺めてみると、

 

「土佐日記」の紀貫之さんみたく、

 

男性が「小野小町」と云う名で発表したのではないか?

 

と、ゆー感じもするのです。

 

なーんとなく、男性が女性に「こう想ってもらいたい」

 

と、ゆー感じを歌にしている匂ひがするんですよねー。

 

(まあ、あざといと云えば、あざといのですが。

 

うーん。「才女」が男性に阿るかなあ。悪戯するのはありか)

 

現代でも、女性アイドル歌手の歌は男性が作ることが多いですし、

 

小町さんは、男性がプロデュースした平安時代のアイドル歌人、

 

もしかしたらバーチャルアイドルなのかもしれませんね。

 

それなら謎が多いのも頷けます。

 

 

先の「世界三大美女」も、

 

男性が選出し、更には「伝説」でしょう。

 

現在においては、誰も直に見たことがない。写真すらも残っていない。

 

その伝説も、後世の男どもが妄想でつくりあげた虚像かもしれません。

 

ロマンと云えばロマンですなあ。

 

俺にとっては、伝説、虚像よりも、

 

現在の現実の美しい女性(ひと)、大好きな人が好いですね~。

 

☆☆☆☆☆

 

 

日日好日