松風秋駈

 
 

11月に入ってから、松風(俺の単車の名前)が、

 

話題に上ることがしばしばあり、

 

これは、松風と駈けよ、という、話(はな)の啓示だな、と。

 

ずー-っと、シートを被った松風から、

 

無言の圧力を感じていたので、好い機会だ、

 

と、ゆーことで、北条の海へ。

 

 

普段なら、ここで引き返すトコロですが、

 

松風は、駈け足らなそう。

 

よしよし、先へゆこう。

 

 

 

 

 

 

風和里の道の駅を越えて少しゆくと、

 

何か気になる一画が。

 

松風を降りて、海へと歩くと、

 

これは!

 

 

小さいながも、「永吉岬」の佇まい。

 

(オーストラリアのグレートオーシャンロードにある岬。

 

勝手に名付けました。「いつ夕」にも出てきます)

 

 

 

 

スケールは小さいですが、断崖絶壁です。

 

沖に見ゆる赤灯台も可愛らしい。

 

 

先端上部が、口をへの字に結んだ横貌にも見えます。

 

面長な達磨さん、といった感じ。禅味がありますなあ。

 

 

岬の先端に立つと心は「永吉岬」へ。

 

 

 

こんな近くに、「永吉岬」を、

 

Run Away Free…を、感じられる場所があったとは。

 

 

 

 

帰り途、脳内に「逃亡者」を響かせながら、(歌っていたかも)

 

松風と駈ける。

 

松風と、ともにグレートオーシャンロードは駈けていないけれど、

 

(同型車、ビラーゴ250ではありましたが)

 

駈けながら何度も何度も想起していますから、

 

俺のイメージは伝わっているはず。

 

 

 

 

 

松風よ、ありがとう。

 

 

 

 

 

日日好日