Kool <草>

 


 

 



Kool

 

 

 

前々回、前回と、

 

古川さんにお会いして、自分のBARの名前を “クール”と決め、

 

KOOL の意味を知り、

 

自分なりの意味づけをしたことを記させていただきました。

 

さて、KOOL と表記すると決めてから、

 

ロゴのデザインを考える日々が、ずーーっと続きました。

 

まあ、日記やら広告の裏やらに、KOOL、Kool …

 

と、様々な字体を何遍も書き続けました。

 

22歳(1990年)から考え始めて、

 

結局、決まったのが、昨年の6月でした。

 

古川さんの[クール] は、アルファベット表記だと、KOOL となるでしょう。

 

と、なると、俺が、大文字表記にするのは、おこがましい。

 

では、我がゆかりの K だけ大文字にして、後は小文字にしよう。

 

これで、Kool と、表記することが決まりました。

 

で、動き (空流→風)を表現するために、

 

Kool と、斜めにしよう。

 

o と o を繋げて∞(無限)にしよう。

 

これは、人の、輪(和、環)と輪(和、環)、

 

円(縁)と円(縁)、弧(個)と弧(個)、

 

零(礼、霊→魂、ラヴ)と零(礼、霊→魂、ラヴ)、

 

〇(よい、可、良、好)と〇(よい、可、良、好) を

 

出会う、接する、ふれあう、繋ぐ、結ぶ、巡らせる、

 

めぐりめぐって端は無し、循環無端、

 

無限の可能性、の、場(BAR)

 

Keep Only One Love をもじって、

 

Kazu love

 

カズ (俺) の 無限 の 愛

 

さらに、○ はグラスを上から見た形。

 

○ (グラス ) と○ (グラス) を合わせる、すなわち、乾杯! 

 

喜び、祝い、楽しむ、場 (BAR)

 

○ (口) と ○ (グラス) → カクテル、酒、に、

 

くちづける ( Kiss Only One Lady )、飲む、場 (BAR)


と、ゆーのと、

 

アルファベットで、K とL は、順序が続いているわけですが、


その、連続、時の流れ、一時、瞬間、間に、

 

∞ 無限、永遠、がある。


一瞬の永遠。

 

この一時を大切にしよう。一期一会をも表せているかと思います。


K の表記は、初めの頃から、l の合成にしようと決めていました。

 

クールの、矢のイメージ、

 

あと、これは最近、思いついたのですが

 

K が o o (くるくる)回って、く(角) が取れて、l となる。

 

まあ、爽やかな、好い人になりたい、てなもんです。

 


ロゴのデザインを考えている時に、

 

友が、Kool の文字を彫った石板を贈ってくれました。

 

(洋ちゃん、ありがとう!)



201405301437000.jpg

 

 

 

それまでは、BAR を Kool の横か左斜め上に表記しようか、


と、考えていましたが、これを見て、上の真ん中もいい


と、なり、じゃあ、看板は正方形にしよう、と決めました。


と、ゆーのも、


母の古稀の誕生日である、開店年月日を記したかったからです。


8.8 を真ん中にしたのは、誕生日(開店日) を強調したかったから。


DAL というのは、イタリア語の DA IL の略号、


「以来、ここにある」 という意味です。


Since とか、Est はありふれていて嫌だったのと、


イタリアへ行った時、この DAL を見て、


『ダリ (DALI) に似てる!これにしよう』


と、決めていたからです。



Kool と記しても、煙草を吸わない人や、馴染みのない人には、


何て読むのか分からないだろう、

 

と、ゆーことで、


フリガナをつけることにしました。


Kool は、空流、空気の流れ、風、に通ずる、


との発見をしていましたから、フリガナのクールの横に


風をイメージした、Ξ を付けよう(勿論、三王の三です)


で、ΞクールΞ と、付けてみると、


おや、右のΞ に l を足せば、王になる! と、気づきました。


そういえば、父に、「俺のBARの名前は、Kool にする」と、言った時、


「BAR 三王 にすりゃあええがあ」と、言われたことがありました。


それを思えば、まあ、何とか、父の望みも汲めたのではないかと満足しています。

そんなこんな、あれやこれや、を


デザイナーの友が、形にしてくれました。
 

よく付き合ってくれたよなあ、と感謝しています。


この場を借りて、


「実、ありがとう!」

 


以上、Kool の由来、意味、そして、俺の想いを、


真、行、草、で記させていただきました。


と、色々と記したのですが、


クール という言葉の響きの如く、


爽やかな、爽快な、


心地のよい風 (空流) のような、


場 (BAR) 、人でありたい、


という願望、これに尽きるかと思います。




 

日日好日