お墓のお引越し・墓じまいについてのお話
あっという間に、父が亡くなり5年が過ぎ、母も80歳が見えてきたころ
腰椎ヘルニアになり、なかなか身動きが取れなくなり、タクシーで20分もかからないところにあった霊園、お墓にも参ることができなくなてきました。
それまでは、月1回、母の姉妹がイベントのように一緒に参ってくれましたが
上の叔母もなかなか歩けなくなり、回数が減っていたようです。
さて、関東にあるお墓をどうしよう、私は兄弟がいいないため関東のお墓を守る人がおわず、私も年齢を重ねてきており、関西から頻繁にはいけなくなってきました。
そこで、『お墓のお引越し・改葬(かいそう)』を検討しました。
まず、その手続きを簡単にご紹介します。こちらも、私の経験談になりますので
ご了承ください。
◆お墓のお引越し・改葬手続き方法
①引っ越し先の霊園を見つける
②引っ越し先から『受入証明書』を受け取る
③現在のお墓のある霊園、お寺さんから『埋葬証明書』を受け取る
④現在のお墓のある市区町村の役所で『改葬許可申請書』を入手し、記入し
揃ったら②③の証明書とともに申請を行う。
⑤『改葬許可証』が発行されたら霊園、お寺さんに提示し、お骨を受け取る
⑥移転先のお墓へお骨を移す
これが、手順となります。改葬許可証の申請は必須となっておりますので
ご注意ください。お墓のお引越しの話を霊園などにすると、詳細を教えてくれます。
●私の場合のお墓のお引越しと墓じまいのお話ですが
(新しいお墓探し)
関西での新しいお墓探しですが、実は、ご縁があったお寺さんに霊園があり
そこでお願いすることを事前にご相談をさせていただいておりました。
ですので、新しいお墓の準備はできていたというわけでございます。
これもご縁に感謝でございます。
(書類・手続き)
書類の送付・やり取りが多く発生いたしました。
お墓のあった霊園の担当者の方に相談したところ、受入証明書・埋葬証明書は
Webにひな形があって、それぞれに送り、集めたら問題ないよ!っと教えていただ
きました。偶然ひな形を霊園でお持ちでしたので、いただき書き込み、それっぞれ
に送付、改葬許可証は、役所のホームページで検索したところ、ありました。
●さて問題の『墓じまい』がございます。
墓じまいする際に必要なことをご紹介
①霊園への墓地の返却
②墓石屋さんへの撤去依頼とお骨を取り出す際の作業依頼
③お寺さんへ依頼し、ご供養依頼
書類入手とともに墓じまいの手配なども並行で進めました。
お葬式と違い、参列者も家族のみでこじんまりと行えたので
滞ることなく、お骨だしまで終えることができました。
ここから、関西へお骨を移送するのですが、石屋さんがビニール袋・頑丈な段ボールを使い、厳重に梱包してくれました。くれぐれも、埋葬するお寺までは開けないようにとアドバイスいただきました。幽霊とかの話ではなく、石棺の中にあったとはいえ、虫の混入などがあるので開けないでくださいとのこと。
別な意味で、怖かったです。
新しい、お墓のあるお寺さんにつき、そこからはご住職がすべて対応いただきました。軍手にエプロンは、必須の準備とのことでした。
お墓に収めた後、お着替えをされ、ご法要をいただきました。
生きている人の引っ越しも、書類・役所への届など煩雑ですが
亡くなっても、なかなかの煩雑さでした。
手続きにかかった日数
各証明書 2週間
墓じまい 3日間
費用に関しては、それぞれの霊園・お寺さんで大きく異なり
参考にならないと思いますので割愛させていただきます。