葬儀後の残された家族のフォローを紹介します
私の場合は、母のその後の生活を整えることがミッションでした。
私が関西、両親は関東ということで遠距離で生活する中での父の逝去でした。
父が、そう長くないという段階で、事前の準備として下記は行っておきました。
①家族口座から母の口座への一定金額の移し替え(病院・葬儀などに必要な経費と当面の生活費)
②公共料金、引き落とし口座を母の口座への移し替え
皆さんもご存じのように、銀行などに死亡を報告すると、口座は手続きが終わるまで凍結され、一切、触れなくなります。そのため、上記は必ず行う必要があります。
そのうえで、会社からもらった残り 忌引きの残り2日で行ったことをご紹介します。
歩くのがおぼつかなくなってきた母を連れての役所・銀行・年金事務所は苦労しましたがここも、役所の皆さんのアドバイスで何とか乗り切れました。
あわせて、あまり融通が利かないのでルールどおりに進める必要があります。
●残り2日目で行たこと
■市役所編
ここでは、いくつか手続きを行います。
①死亡届を行う、戸籍処理 →この死亡の記載のある戸籍謄本2通をとり
コピーを10通ぐらい取っておく
②自治体にもよりますが、埋葬補助金・お見舞をいただけるとろろも
ありますので確認し、申請を行ってください。
③保険課だったと思いますが、届を出した記憶があります。
④母の名前での印鑑登録
ここでトラブル発生・・・母が事前に印鑑登録を行っていれば
よかったのですが印鑑登録がありませんで
した。また、印鑑登録には写真のある
身分証明書が必要で、当時はマイナンバー
カードもなく、免許書も返納していたので
郵送による確認が、必要とのことで、
郵送された書類を記載し
持参しなければいけなかったため当日の
印鑑証明の発行には至りませんでした。
この後、印鑑証明が銀行で必要となる為、
欲しかったのですが、後日の対応となりました。
■銀行編
ここは、重要なのでお願いします。前段でも書きましたが、今回は、
父が病死ということもあり、事前に準備する事が出来ました。
前提:銀行に父が亡くなった事をいうと口座が一旦、凍結されてしまいます。
その準備が必要となります。
あらためて
a.母の銀行口座に公共料金などの支払いを全て変更
b.父の口座で全て運用しておりましたので、当面の生活資金を母の口座へ
c.父の死亡を銀行窓口へ伝え、引継ぎ処理の申し込み
ここの手続きで、死亡届・印鑑証明が必要となります。
現在では、変わっていますので、参考までとしてください。
★凍結されると何も出来なくなりますので本当に注意ください。
(注意)
忘れがちですが、新聞・保険などは、通常あまり意識しない引き
落としは、大半は世帯主の銀行口座から振替になっています。
忘れずに変更しましょう。
●残り1日で行ったこと
■年金事務所編
前日に市役所で手続きについて教えていただき、さらに予約を取ってから
行ったほうが良いとの話を受けておりましたので、前日に予約を行い
スムーズに処理を行うことができました。
ここで、遺族年金の処理を行ってもらったのですが、実際には二人で
もらっていた年金が、一人分になりますので減額となりますが、
受け取り方・引継ぎかたが、いくつかありますので、個別に異なります
ので窓口で確認してください。
■仏壇選び
年金事務所が、スムーズにすすめられ午前中、早くに終えることができ
母がなぜか固執する仏壇を選びに行きました。
仏壇屋さんは、少し離れているのですが以前互助会に入っていたらしく
割引が利くとかで、そちらに身に行きました。
まさに、ピンキリ。私にはただの木の箱なのですが・・・
それよりは、中身の仏さんや脇侍でしたでしょうか、そちらのほうが
重要に思えました。
ここは、母の気のすむようなものを選びましたが、こだわると高く
なりますのでご注意ください。
材質やら塗やら、金箔だとか、照明がつくとか・・・
■いただいたお香典のお返し選び
結局、カタログギフトにさせていただきました。なかなかものを
選ぶのは難しいですね。
■最後に、1か月の後の四十九日・埋葬・精進落としのスケジュール決めを行い
小さなお葬式経由でお寺さんに依頼、霊園への納骨・四十九日法要の
部屋確保など行いました。
●翌日にですが、葬儀会館から仮の祭壇が届けられ、骨壺・遺灰がおかれました。
これで、告別式・通夜・火葬・初七日・精進落とし・役所・銀行手続き・お返し・仏壇選びを終えることができました。
翌日、私は荷物をまとめて関西の自宅へ帰るのですが、流石にバテバテで自宅にたどり着いたのを覚えております。
次回は、四十九日・納骨・埋葬のお話を紹介したいと思います。