嫌いだったんだけど、今では好きな素麺のこと
毎日、暑さと湿り気がベタベタと肌にまとわりつくようになってきました。それもそのはず、もう6月に入ろうとしているんですね。そこでまだ慣れない暑さとジメジメした気候で疲れた体にぴったりの素麺についてご紹介したいと思いますまずはYouTubeで紹介していた「素麺の正しい茹で方」を。「どれどれ」とそのまま動画の通りに真似てみると、すごく美味しい仕上がりになったのでここに勝手に下記に貼り付けておきます。吹きこぼれない時間がたっても麺同士がくっつかない茹で時間を気にしなくてよいから楽ちん三拍子揃った、これぞ正統派の素麺の茹で方ですね。短い動画ですのでよかったらご覧ください。素麺といえば、私にとって田舎の夏休みを思い出すアイテムの一つです。といっても流しそうめんとか、そんな楽しいイベントの経験はなく、単に夏の夕飯はいつも素麺と相場が決まっていただけ。というのも田舎の祖父母は高齢(といっても当時50~60代だったと思うけど…)のため、夜のメニューは、あっさりとした素麺という暗黙の了解があったからなのです。大人としても準備が楽なメニューですしね。でも子どもだった私には淡白すぎて、素麺が大嫌いだったのですよ。だって毎日同じ麺つゆにただの味のない細い麺ですから。贅沢な話だけれど、本当に嫌だったんですよね。文句を言ったところでメニューを変えてもらえるわけでもないし、とにかくそんな環境から素麺への拒絶反応が生まれ、その後は完全に素麺に見向きもしなくなりました。そのようにして、いつしか素麺が大嫌いになってしまったのだけど、大人になり、その淡白さが美味しいと感じる年ごろになったせいか、今ではわりと好きなメニューの一つとなりました。そしてよくよく思い返してみれば、素麺が悪いのではなくて、単調な味に嫌気が差していたのだと分かります。当時の食べ方としては、薬味もほとんどなく、ネギとわさびだけがおかずだった気がするのです。本当は素麺というものは簡単に茹で上がるし、薬味もたくさん用意すればいくらでもアレンジが出来てとても美味しいものです。ネギ、すりごま、すりおろし生姜などなど…素麺のトッピングには子どもの好きなおかずを付けてあげると喜びますよ。あっさりしたものが食べたい大人と、味に変化が欲しい子ども。両者に喜ばれる麵つゆがあればいいのではないか?ということで我が家の麺つゆアレンジをご紹介します!最初に用意するもの…市販の麺つゆにお好みの量の水を混ぜます。あまり薄くない方がよいです。アレンジ1.エスニック風レモン、ごま油、ナンプラーを少量ずつ足す。アレンジ2.韓国風豆乳とキムチをお好みで麺つゆに付け加える。アレンジ3.茄子などの好きな野菜と麺つゆと一緒に煮こんで、七味を振って食べる。麺つゆにもレパートリーがあれば、淡白な素麺でも美味しく食べられるはず。これで私は素麺嫌いが克服できました。どれも美味しいのでぜひお試しください