月9がないと月曜の夜がとてものんびりします

なので音楽でも聴きながらブログでも書こうかな

 

次から次へと押し寄せる最終回の嵐も

今週はいよいよ朝ドラも最終回の週で

最終回週の最終回ともいえる一つの季節の終わり

気持ちも冬ドラから春ドラへ切り替えていかなきゃね

寂しさと楽しみが混雑するズキズキワクワクな数週間

 

さて

お気に入りの日曜22時ABCテレビ枠

「アイのない恋人たち」が終わってしまいました~

この時間の枠、ここ何作か好みのテイストでした

今回も視聴率は振るわなかったけれど

観る人には響いていたんじゃないかなと思います

俳優さんみんな頑張ってた良作だったと思います

 

 

「わたし、真和に好きって言ったから」

「わたしも言いました」

 

「アイのない恋人たち」最終話のオープニングは

この二人の対決…ではなくてっ…

 

「あなたが与えたインパクトにはかなわない」

「いえいえあなたとの歴史にはかなわない」

って二人で互いを認め合い譲り合う展開で…

結論「どちらかを選ぶまで真和のことを許さない」

と仕事を理由に二人の告白への返事を先延ばしにしている真和への

共同戦線の約束を交わします

 

この二人のシーン好きだなぁ~

岡崎紗絵ちゃんと佐々木希ちゃんともに美しい方なのに

陰と陽それぞれの魅力を出されていて

とてもいいキャスティングだなぁと思います

二人が魅力的だから真和がどっちを選んでも納得できる

このドラマの中で育まれていた人間関係の説得力だなぁと思います

 

このブックカフェの日差しの差し込み方も好きだったなぁ~

来週からなくなっちゃうのさみしい…

男女7人冬物語のメンバーがなんだかんだ集うカフェ

視聴者にとってもほっと一息つく癒しの場所…

このドラマの時の流れと定期的に差し込まれるカフェシーンが

とても穏やかで好きでした

 

さて噂の真和は…昔の自分と対面しておののき謝ってるっ…

どこの誰に責められるよりも

過去の自分から責められるのはたまらんなぁ

「おい、大人になった自分よ、俺の未来どうなってる?」

「ご、ごめん…」って過去の自分に言い訳がしどろもどろな真和

そんな夢を見たら寝汗びっしょりになりそうだな…

真和もめちゃくちゃ追い詰められていますねぇ~

 

真和は友情と恋愛と仕事の締め切りと…

もう何もかもがぐっちゃぐちゃ

今までなら「めんどくせぇ」って

すべて投げ出してしまいそうな真和だけれど

自分に対して誠実に向き合えるようになったよねぇ

 

そしてこちらもまたずいぶん変わりました

頭でっかちの恋愛から感情のままに

その象徴がスマホを投げるという行為なのは笑ったけれど

本郷奏多君も成長しました

璃子ちゃんは

「スマホなしで生きていけると思ってるんですか?」

まだまだ頭が固い優等生なところはあるけれど

二人で新しい人生を歩みだすことをきっぱり決めた後は

前に進むのみ…そのリーターシップが男前ですね

 

場面は変わってこのカップルも

何度喧嘩したり躓いたとしても共に歩んでいく決断をします

幼さゆえに身勝手で周りが見えていなかった二人が

周囲を含めての幸せを考えられるほどに成長して

元々優しくて似た者同士の二人

同じ欠点を持つ相手を見ながら気づき成長していくのでしょうね

 

愛ちゃんとのシーンは美しくまとまりすぎて絵画のようでした

「高校の時に負けないぐらい今の愛は輝いてる」

「ハグしていい?」

いやぁ~ちょっとこのシーンは浮いてるなぁって思ったけれど

画面が美しいからまぁいいかぁ~

 

真和×愛の思わせぶりな予告はやっぱり違っていて

本命はもちろんこちら

 

「もういいです…えっ?」

こっちは同じ思わせぶりでも振られると思わせておいてからの…

という展開で恋愛初心者の絵里加ちゃんが戸惑う様子が可愛かった!

 

岡崎紗絵ちゃんのはにかみ笑顔可愛かった!

ずっとずっと笑顔を抑えた演技をしてきてやっと可憐な花が咲いた

 

最後の愛ちゃんの粋な計らい

素直になれない男たちの友情を元通りにする仕掛けを仕組んで

学校という場所はズルいよねぇ~

学校という場所はいつだって誰にだってタイムマシーンになる

 

昔に戻ったようにいつの間にか笑いあう3人

「君を忘れない~♬」

前田公輝くん、福士蒼汰さん、本郷奏多くんのお三方

それぞれ全然違う性格なのになんとなく気があっちゃって

大人になっても続く友情って設定がしっくりしてた

それくらい3人はいい空気を作れてた

本郷奏多くんは日曜の夜に大きなふり幅を見せてくれたし

前田公輝くんはドラマのムードメーカーのポジションとして

安定したお芝居を見せてくれた

福士蒼汰さんは今回のやさぐれ役があってた

いつだってイケメン枠を張れる3人が

イケメンを封印して見せてくれた普通感がとてもよかったと思います

 

多門さんスマホ買ったんだねって思わず突っ込んじゃった

 

今回このドラマはボーイズのかわいらしさとピュア感がよかったし

つるむ男子に対してガールズの程よい距離感が引き立ってた

男子、女子というまとまり感が何ともノスタルジックだし

「わたしはここにいる」と個を尊重する感じは現代っぽく

遊川先生が昔から変わらないものを今どきという空気に乗せて

届けて下さったんだなぁと感じました

 

男女7人の誰にも全然共感できなかったのに

全体としては昭和のドラマっぽい懐かしい空気が漂ってた

 

「東京」という特殊な街の渇きとウェット感が表現されていて

おしゃれなようで泥臭くて人間らしさあふれる群像劇だったな

令和の男女七人冬物語

ここで完結じゃなくてこれからもみんな生きていく

むしろここから始まっていく

そんな余韻を感じられる終わり方はまぁまぁ好きでしたよ

 

でもこのお気に入りのしっとり枠

次回は毛色が変わりそうですね~

 

 

松本まりか様の演技をがっつりと観たことはないのですけれど

あて書きかのような脚本とまりか様のビジュアルイメージは

似合っていると思いました…でも日曜22時のこの枠…

やっとしっとり恋愛&人間ドラマという感覚が

出来上がってきたところだからなんか違う気がする~

水10あたりならしっくりくるのにな

(次のクールの日曜はダークヒーローが流行りのようですね)

 

でももしかしたら…わざわざこの日曜22時枠なんだから

印象とは180度違うピュアな作品だったりして?

まぁとりあえず1話は観てみようかなと思っています

 

2024冬ドラマに楽しいひと時を頂きました

次のクールも日常を彩る素敵なエッセンスに出会えますようにお願いキラキラ